どくしゃになってね!

私を含めて、孤独予備軍のオジサン達がひしめく
カイシャの話を前回させていただきました。
 
 
ところが、孤独化の問題はなにもオジサンに限っ
たものではなく、急速にオバサン達にも広がって
いるという現実のお話をさせて頂きます。
 
 
女性も社会進出が進んでおり、昔の男性のような
生活スタイルが激増しているのです。
 
 
ずっとフルタイムで仕事ばっかりしてきた女性は、
学生時代の友人関係も切れ、コミュニケーション
を取りづらくなっているのです。
 
 
そう言われて、改めて私のカイシャを見渡してみ
ると、正にそういった女性とその予備軍達も垣間
見えてしまうのです。
 
 
およそ30年前の男女雇用機会均等法。その頃の
社会の雰囲気は、女性も男性に負けじとバリバリ
働ける時代になった、という熱気がありました。
 
 
そう。もう死語となりつつある「バブリーな時代」の
始まりの頃でありました。
 
 
女性であっても仕事を優先、結婚退職などもって
の外。男性同様の評価とポストを得て、仕事中心
の生活が格好良いトレンドになって行ったのです
 
 
カイシャでのコミュニケーションは上司と部下と
しての関係性のものが殆どです。
 
 
併せて男性部下との飲みにケーションも、ここで
は「女性」の意識が邪魔をして、上手く行かない。
 
 
気が付けば、いつの間にか、必要以上に距離がで
きてしまい、社外の人と知り合う機会も殆ど無く
なってしまっているです。
 
 
年齢を重ねて行くたびに、新しい友人など作れる
のか、途方に暮れてしまう。肩書の無い自己紹介
など、どうやってできるのか見当もつかない。
 
 
男性中心の「カイシャという組織」の掟に染まっ
ているうちに、自分もオジサン化したと、悟って
しまうのです。
 
 
また、バリバリのキャリア志向ではない女性社員
にも、同様にオジサン化は押し寄せています。
 
 
昔であれば、女性は結婚が決まれば退職、でなく
ても、子供ができたら退職する、という、今では
非常識と言われるような不文律がありました。
 
 
当然そのような不文律の下では、女性のポストは
せいぜい課長止まり、などという連鎖した不文律
も存在していたのです。
 
 
ですが、今では上記のような不文律は、即刻パワ
ハラと認定され、不当行為として厳しく制限され
ているのです。
 
 
不文律や圧迫で辞めなくても良くなった女性達。
経済的な自立や生活水準の維持もあり、「辞めら
れない状況」にもなっています。
 
 
そして、カイシャという組織にどっぷりと浸かっ
ているうちに、バリキャリ女性と同様に、孤独な
オジサン化に拍車が掛かっているのです。
 
・・・・・
 
・・・
 
日本ならではのカイシャ文化は、人々の孤独化を、
日々誘導しているような特色があるのです。
 
 
一日の三分の一の時間を共有するのに、腹を割っ
た友人などできないし、社外の人と繋がる機会も
殆どありません。
 
 
長い時間他人と一緒にいると、「単純接触効果」
で関係性は深まりやすいものの、カイシャ内では
深まることは、本当にまれなんです。
 
 
ただ一緒にいるだけではなく、意味のある本質的
な会話、コミュニケーションができるかが、人間
関係の結びつきに大きく影響するのだそうです。
 
 
逆に言うと、カイシャは、そうした心の結びつき
を形成するコミュニケーションが生まれ難い環境
だということなんです。
 
 
カイシャでは、人は出世するほどプライドも積み
上がり、共感力を失って孤独になり易い傾向があ
るとも言われています。
 
 
カイシャは、人生の莫大な時間を吸収しながらも、
人と人との絆を拒否するような、「孤独養成装置」
のようなものとなっているのです。
 
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