ブレーキフルードってみんないろいろ。 | 水島サイクルのブログ

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ブレーキフルードが入ってないんですけど、足してもらえますか???
って話。結構いただきます。

結論から言うと、基本的にはブレーキフルードは無くなりません。ブレーキ握った時にジョイントの部分から、霧吹きのように出るという話をちょっと聞いたことがあるくらい。

気にするレベルではありません。


一見入ってないように見えるみたいですが、実は。


満タンです。満タン過ぎるから、入ってないように見えるだけです。なので、安心してください。汚れてますけどね。

ですが。


こういうケースもあります。ちょっと見えにくいですが、錆がかなり出ています。先程の車両とは別です。

ブレーキフルードってエンジンオイルと比べて皆さん意外と交換しませんよね。

250cc以下の場合車検が無いので、皆さんブレーキフルード交換うっかり忘れてしまいます。

2年に1度くらいは変えてもいいかもしれませんね。

錆が出ると結構シール類痛みますので。


先程の車両は、マスターとホースとキャリパを別々にして、中を掃除しました!

これでこのバイクは一安心。

大事なことなので、最後に書いておきますが、ブレーキフルードは入っていればいいものではありません。
吸湿性の高い性質をもつブレーキフルードは年数が経つにつれて、どんどん性能が落ちていきます。落ちると、教習所で習った、ベーパーロックという現象が起きます。

水の沸点は100℃、ブレーキフルードの沸点は300℃くらい。水の成分がいっぱい入ると、沸点下がるイメージですかね。

で、ブレーキかけまくると、熱を持ってホース内で沸騰して、気泡ができる。これがベーパーロック。

気泡ができると、ブレーキかけても油圧がかからない!〔気泡がクッションになってしまうため。〕

で、ブレーキ効かない!
じゃあ、リアブレーキお願いします!って話になります。

危ないですよね。

なので、定期的に換えて欲しいわけです。


ヤマルーブ好きなんで、これお勧めします。

自分も車のブレーキフルード換えてないな。
危ないな。ガーン換えよっと。

それでは。