福山のネットカフェはとてもよく寝れた。
朝は4:00に起床。早起きはかなり得意になってきた。
ちなみにここまで1度も目覚まし時計やアラームを使わずに起きているが、自然に早く起きられるようになった。
この勢いで学期中も…………はい。
福山は5:50に出発、市内のコインランドリーで洗濯した。
9:00前には本州ラストの地、尾道に到着。
(しまなみ海道のスタートは尾道港。渡船で向島へ。運賃が自転車込で110円と激安)
(渡船内。たくさんの自転車とともに。しまなみ海道はサイクリストの聖地のようだ。)
最初の島、向島(むかいしま)までの渡船はわずか3分で着く。ここからいよいよ70㎞にわたる、しまなみ海道のスタートである。
しまなみ海道自転車ルートは、島内では一般道を、橋梁部では高速道路沿いに作られた自転車専用道を通行する。
この専用道は幸運にも今年の7月から来年まで自転車無料で通行出来るようになっている。
(最初の橋、因島大橋自転車専用道。橋へのアプローチ部分はさながら高速道路のICのようだ。)
向島ー因島ー生口島までは広島県尾道市。生口島から多々羅大橋を渡った大三島からは愛媛県今治市となる。
(多々羅大橋は美しい斜張橋)
(見逃しかけた県境。ついに四国へ。)
大三島からすぐには今治方面へ向かわず、島の反対側まで走っていく。理由は美味しい海鮮丼が激安で食べれると評判の店へ行くため。
この旅を始める直前にたまたま見ていたテレビ番組でこの店が紹介されていて、北海道から楽しみにし続けていた。
しかし!!
テレビで紹介されるような人気店に、そう簡単に入れるわけがない。
なんと2時間(しかも昼前から晴れてきて、炎天下の中)並んだ。
(そしてついにありつけた海鮮丼480円(味噌汁は別)小さいようだが、ぶつ切りの魚が溢れるくらいたくさんのっている。)
これは待った甲斐がある。とってもうまい。毎日食べたいと思った。
(島内の一般道にはこのような青線が引かれていて、1㎞毎に「今治○○㎞」と書かれていて迷う心配はご無用。)
再びしまなみ海道にもどって今治を目指す。大三島の次は伯方の塩で有名な伯方島。
それから大島と渡って最後の橋、来島海峡大橋に差し掛かった時だった。
なんと同じサークルの先輩や後輩が向こうから走ってくるではないか!
しかもその中には、2日目にすれ違ったマサキ君の姿も!宗谷岬のあとここに来たのだろうか、素晴らしくアクティブだ。
(この橋の上で宗谷岬から2000㎞に到達。)
(そのときの景色がこちら。美しい瀬戸内海の島々が360°パノラマで楽しめる。)
感動の再会(?)のあとはついに四国本土へ。ついにここまで来たのかーというのと本州長かったというのが感想。感慨に浸るのもそこそこに一路松山を目指す。
ここから松山までは瀬戸内海に沿って走る。その景色が段々と新潟・村上のように見えてくるのは気のせいだろうか?
海沿いに連続するカーブ、左には山、右に海…
まさにそのままのようだ。疲れてきたので途中の道の駅で休憩。
(愛媛の塩とミカンで作られた飲み物。うまい。)
19:00、日没寸前に松山市街に到着。スーパーで晩御飯を済ませて宿探し。
前日にホテルを探したが生憎満室ばかり。今日もネットカフェになりそうだ。流石に市街地にキャンプや道の駅は無いだろう…
この先のルートは今晩ゆっくり考えるとしよう。
≪距離≫
福山ー松山 149,42㎞
宗谷岬から 2,053㎞