自転車日本縦断~4日目~ | チャリで日本縦断

チャリで日本縦断

北海道・宗谷岬から鹿児島・佐多岬まで、自転車で走りきる二人組のブログ、というかただの備忘録。


今朝は7:00頃起床。とてもよく寝た。


朝御飯はホテルの隣のスーパーで、前夜に購入したおにぎり。I君は何故かマグロとアジの刺身、スープ春雨、梅おにぎり。



9:00、ホテルを出発。雲は出ているが、すき間から青空を覗かせている。



10:00、今日は高校時代の友人と会う約束をしている。指定された札幌市内の店の前で待つも来ない。30分後、諦めて出発。どうやらお寝坊さんだったようだ…会いたかったが残念。


しばらくは札幌のベットタウンを走り、やがて上り坂に。ここからは30㎞ほど続く長い坂だ。

途中で黒雲が近づく。ついに雨が降りだした…
元々25℃くらいの気温で、そこに雨が降るのでかなり冷える。寒すぎて8月であることを疑う。



そして13:00…


(頂上の中山峠。道の駅に立ち寄る。)


道の駅「望羊中山」の名物は あげいも。
沖縄のサーターアンダギーのような見た目で中にはジャガイモがまるまる入っている揚げ物。3つ串刺しに。(写真ないです。お腹すきすぎて撮るのを忘れてた。)




(日が射してきた。ついに晴れるのか?)


峠を出発。ここからは下り坂なので一気に下る。喜茂別という町につく。ここで再び雨。とんでもなく寒い…

国道230号。札幌からここまでひた走ってきた道。アップダウンが激しく、結構つらい。



続いて留寿都に。リゾート地として有名な場所だが雨ではなんだかよくわからない。遊園地のアトラクションは全部止まっていて、さながら廃墟。


しばらく走っていると雨がやんできた。洞爺湖町に入る。




(道の駅とうやでアイスクリーム。I君は写真をとる前に待ちきれず食べかけてしまった。)



(暗く映ってしまっているが、これが洞爺湖。初めて見たがかなり大きい。)


ここからあと20㎞で今日のゴール、豊浦町。また雨が、というか雹が降りだした!

おいおい8月だろ、どうしたんだ北海道。

…あ、北海道だからか。


自分でも何を言っているか分からなくなってきた…それほどまでにこの辺りの天気はよくわからない。



洞爺湖から豊浦町までの、20㎞はまさにアップダウンの連続だった。最後の下り坂、ものすごい雨と突風が吹くなかを下る。何度も落車しかけた。ここまでで一番身の危険を感じた。



豊浦町に着く。特に宿等は決めていなかったが、雨なのでキャンプは諦めていた。道の駅の軒先で寝ようと思い、まずは場所を確認。それから近くの温泉施設へ向かうため道の駅で温泉施設を探す。すると、しおさい という温泉を発見、どうやら宿泊もできるらしい。


雨のなかしおさいを目指す。駐輪場に「日本一周」の旗のついた三輪の手押し車?のようなものを発見。案外同業者いるものだなぁ。

しおさいのフロントで宿泊できるか訪ねると

「あいにく今日は満室です…」


仕方なく来た道を引き返す。温泉に入ることも諦めた。I君が途中で民宿を見つけていて(自分も見たような気がした)、そこで泊まれないか聞いてみないか?という。特に電気がついてるわけでもなく「開いてなさそうだね…」とか何とか話していると…


パッとカーテンが開く。中からお母さんがこちらを見てくる。雨のなか突っ立っているとお母さんが出てきて
「こちらへきなさい!一部屋なら開いてるよ!」とのこと。助かった。素泊まりさせてもらう。


ご飯はコンビニに買いに行く、というと「それなら雨に濡れるから車乗っていきなさい!いま車出すから!」とお父さん。なんでこんなに優しくしてくれるのだろう。



コンビニで晩御飯&翌朝の朝食を買って戻る。お母さんがずぶ濡れの僕らに気を遣ってお風呂を沸かしてくれた。も、もう感動。何て言えばよいのか…ひたすらお礼をする。




(豊浦町は噴火湾、太平洋に面する港町。宿から見た夕陽。雲の隙間からだけ見えている太陽の光が幻想的…だったのだが写真ではわかりにくい、か。)


夜、今は雨も止んでいる。お母さんによると明日は晴れるとのこと。行けるところまで走ってしまいたい。




(右はI君。グローブ焼け。本人はグローブをとって全部焼くか、アームカバーを買って腕の日焼けを防ぐか悩んでいるが…後者は意味あるのだろうか?)


4日も外にずっと出ているとかなり日に焼ける。自分は腕にアームカバーをしているので、顔のサングラス焼けのみだが、I君はしていないのでご覧の状態。30日たった頃には黒人になるとかなんとか言っていた。


≪距離≫
札幌ー豊浦 110,00㎞
宗谷岬から 473,17㎞

≪費用≫
食費 1,560円
宿代 3,000円
雑費    100円
計     4,660円