GWでのツーリング中にガソリンタンクの残量があるにも関わらずガス欠症状が出た。

この時の残量は約9〜10Lでリザーブまでは約5L(総残量約8L)残してる計算。

リザーブに切り替えると改善されて普通に走行できて、給油後に再び同じ残量くらいでまたもやガス欠症状発生。

2回目の発生時にはリザーブに切り替えた後も少しグズつく事もあったが普通に走行は出来た。




という事でない知恵振り絞り考えた。

燃料コックがONの位置で症状が出たことはタンク内の液面高さに関係あるのじゃないか?ということ。

ということは燃料ポンプがあまり仕事をしてない気がしてきた。

出口位置よりも液面高いほど位置エネルギーが多いので出口付近の圧力は高く流速が速くなりなんとか供給されてるけど、液面が低くなると流速が落ちる分だけ供給量が追いつかないのではないか?と仮説をたててみた。(あくまでもポンプが仕事をサボってると仮定して、供給量は流速に比例するので)







くだらない推理は終わりにして隙時間だらけなので追求してみる。


燃料ポンプの前に燃料コックONの位置で普通にガソリンが流れるのは確認しておいた。通路が詰まってましたじゃ話にならんからね。


タンク降ろして燃料ポンプを外したがポンプ内のガソリンが抜けきっているのは何故?


矢印(青)の方向にガソリンは流れるので息を吹いてみたら通気はあった。


逆方向(赤)に吹いても通気はあった???


ポンプとして成り立ってない気がする。







バラしてみた。画像左の6角形の部屋は負圧でペコペコ動くポンプの動力源。画像中の右の部屋は入りで左は出の部屋。


特に異常は無さそう。







青と赤の矢印の通路も問題はない。








小さい丸い部屋と白の丸いバルブはリリーフバルブになっているようで、キャブレターのフロートが満タンになってフロートバルブが閉まった時にもポンプは動き続けガソリンを送ろうと仕事してるので低いといえども燃圧がかかってる。そこでこの白いバルブが燃圧に負けて押されて行き場のないガソリンを逃すと思われる。(あくまで個人の見解)






ここで最初に思った疑問。


ポンプの出入り口を拭くと両方とも通気があるということはこのリリーフバルブがちゃんと閉じてなかった可能性がある。(出入りのバルブも可能性はあるが))

いくらポンプが送り出してもここから逃げてたとしたらキャブレターへの供給不足が発生する可能性が出てくる。

TDMの再生時、タンクの中やキャブレターには錆ゴミが溜まってたので燃料ポンプ含めて綺麗に掃除したが、燃料ポンプを分解した時の供給部品が無い部分なので入念な洗浄で済ませていたのが原因か?もしくはポンプ内のダイヤフラムが劣化して悪さをしていたか?というところか。


では何故にガソリン満タンでは普通に走れたか?という疑問。


ここで先に言った液面の差によるエネルギー(圧力)の問題で仮に1/10くらいに能力が落ちてるポンプの吐出量に自由落下追加分でなんとか走れる量が供給されてたんだろうとこじつけた。


極め付けは少し前にリザーブに切り替えるまでに何キロ走れるか?のテストランの時にコックONでガス欠症状が出てからリザーブにしてもなかなかエンジン始動ができなかった事件。


この時はバッテリーとセルモーターが終わっちゃうのじゃないかというくらい無理かけてようやく始動できた。


能力が落ちてるポンプを考えればこの時からおかしくなったのかもしれないね。







危ない思想の世界観に入り込んでしまったが対策せんことには安心してバイクに乗れない。


問答無用で13000円くらいの新品ポンプを買うか?









安い純正中古ポンプもしくは大陸製を買うくらいなら電磁ポンプ化するか?


余計な事が大好きな私が選んだ道。


それは電磁ポンプ化の道。


どうなる?