こんがり倶楽部 ET-FT28

2015年製造(購入)

中の網を引き込むためのバネが破損して扉がうまく閉まらなくなる

ということでどうしようかという話が前回

 

 

調べた結果、比較的簡単に修理ができそうなので週末を待って修理開始

 

ちなみに10年前にこの象印の ET-FT28 を選択したのには理由が3つ

 

(1) 1300Wの大出力

(2) 前面扉が完全に外れて洗いやすい

(3) もちろん網も取れるしクズ受けも取れる

 

トースター単品で1300Wの出力は10年前でも高い部類

出力が高ければいいってもんでもないがあるに越したことはない

 

でも、どちらかというと(2)と(3)の要素が大きい

トースターは安価な分、内部の金属表面が防汚仕様になっておらず汚れやすい

油などが飛んだ上で熱で焼き付きを起こすと汚れが落ちづらくなる

特に前面扉のガラスが汚れるといかにも古びた感じになるのが昔から嫌だった

その点この機種は扉が丸ごと外れるので頻繁に洗える利点がある

 

そんなこんなでさっそく修理開始~右矢印

 

 

(1) 通常メンテナンスで外せるものを外す

前面扉と網とクズ受けを外した状態

 

 

(2) 背面の固定ネジを外す

例によって赤丸のプラスネジ(7本)を外す

 

 

(3) 底面の固定ネジを外す

底面にもプラスネジ(赤丸)3本があるので外す

さらに4か所のインシュレーター(青丸)を外す

 

インシュレーター(台座)は分解防止のためトルクス(T10)で固定されている

ご丁寧に"いじり止め"付のT10Hである

 

だがウチには Nintendo DS Lite 修理用に購入した特殊ネジドライバーセットがある

 

見ればわかる 安いやつやん

ラチェット機構は付いていない 安いやつやん

素人がたまーに使う分には必要十分である

 

 

(4) 外板を外す

プラスネジ10本とトルクス4本を全て外したら外板を取り外す

外板はツメで固定されているので前方にスライドさせると外れる

デスクトップパソコンのケースと同じ要領と言えばわかるだろう(いまどき少数)

 

 

(5) 引きバネの状態確認

外板を外すとすぐ問題の場所にアクセスできる

想定通り片方の引きバネがどっか飛んで行っている模様

本体を逆さにするとポロっと落ちてきたのがコレ

上側は今回壊れた原因のバネ

下側は反対側の正常なバネ

見事に両側のフックが吹き飛んでいる

片側が破損したら反対側は負荷がかからないのになぜか両側が破損している

謎の破損状況である

 

赤丸の部分に引きバネのフックをかける

 

 

(6) 新旧引きバネの形状

先日購入した新しいバネとオリジナルのバネ比較

自由長はほぼ同じ(フックが大きいのでその分長い)

外径は少し小さめ

線径は若干細い(おそらく0.1mmオリジナルが太い)

線径が細い分、張力に不安があるものの気にしない

 

今回は片側のバネが破損したが片側替えると左右のテンション具合がアンバランスになるので当然ながら両側交換する

 

 

(7) 交換する引きバネの取付

元の場所に引きバネを取り付け

フックの形状が円なのでちょっと引っかけづらい

もちろん反対側も同じ施工をする

 

 

(8) 完成

取り外した逆の手順で外板とネジを取り付けて作業完了

オリジナルより少し張力が弱くなったような気がするけど使用には問題ないレベル

むしろ張力がマイルドになったのでフックへの負荷も低減されること期待

 

なにはともあれお安く修理できてよかったよかった

 

(終)