まず引渡しに当たり、予め物件現地(隣地なので楽です)と最新の登記情報を確認しておき、異変が起きていない事を確認しました。万が一の話ですが登記が第三者に移っていたら取引継続不可ですし、引渡しまでの危険負担が売主になっているので物件に明らかな外観上の故障や問題などがあればもちろん契約に響きます。
当日は買主(自分)側の仲介業者の事務所に全当事者が集合することに決まりました。買主とその仲介業者、売主とその仲介業者という面子です。当事者が集まったところで軽く挨拶を交わし、そこから手続きスタートとなりました。
まずは買主サイドからで手付を除いた残代金入金のため、こちらの仲介業者の職員1人と最寄の銀行へ向かいました。窓口で現金引き出しの依頼書と振込依頼書を記載し、通帳、登録印鑑、身分証(免許証)を提示し、10分程度待機して完了となりました。
振込みが完了したら銀行の振込依頼書の控えを持参して仲介業者事務所に戻ると、今度は、売主とその仲介業者が最寄の銀行に通帳記入に行って入金確認へ行きました。確認が終わると売主側から権利証や物件に関する書類一式、鍵を受け取り、引渡し準備が完了となりました。
ここで売主サイドと別れ、仲介業者と共に売主権利証をはじめとした必要書類を持参し、この地域の管轄法務局へ赴きました。売主は所有権移転登記完了後(無効になった)権利証を記念として欲しいとのことで、承諾して後で返却することにしました。前所有者の名前が書いてありますし、以前は不動産所有を証明するものと言えば権利証であり、色々思い入れがあるんでしょう。
書類については既に登記相談所と仲介業者の司法書士にはチェックを受けていますが、当日も登記相談所で最終確認してもらいました。その後登録免許税分の収入印紙を印紙販売コーナーで購入し、指示された場所に貼付して窓口に提出。切手みたいなものとは言え「10万円印紙」もあるためここは超慎重です。登記書類はそのまま受け取られ、手続き完了まで1週間ちょっとかかるとのことでした。
最後に仲介業者とともに鍵を持って物件現地へ向かいました。渡された鍵で中に入り、内部に異変がないことを確認し無事に引渡し完了となりました。差し当たり水道、電気を即日契約し、建物を使えるようにしました。
これからぼちぼち物件の故障箇所修繕、残置植物の整理、クロス張替え、エアコン取替えなどの作業に入っていこうと思います(大部分は外注すると思いますが)。
また隣地物件の場合、不動産取得税がかからないようにできるようなので、うまく実践してまた記事にしたいと思います。