モービルやったなら、やっぱりハンディ機も書きませんと。
アメリカの簡易無線と、日本の特小の比較です。
調査は緩くいい加減ですので、そのつもりでお読みください。
まず、アメリカには多岐にわたる資格不要の簡易無線が沢山あります。
その代表格がCB無線で、もっとも歴史が長い無線システムで現在も愛好家が多いようです。
車載機が主ですが、昔は固定機やハンディ機もありました。
その後、技術が上がるにつれて、より簡便に子供でも利用出来る簡易無線が開発され、それがFRSです。
UHFを使った、0.5WのWalkyTalkyと呼ばれるハンディトランシーバーです。
これが代表的なWalkyTalky。
どこかで見たことあるような形をしています。
その後、チャンネルの拡張と、拡張されたチャンネルの出力を50Wまで拡大したものが、GMRSです。
上のトランシーバーはGMRS対応機のようです。
一頃まで、大手通販サイトでは、GMRS/FRSトランシーバーをあたかも国内で使えるかのごとく売られておりました。
まず、これ。現在でもAmazonで売ってます。
0.5Wも出て、おもちゃって。。。。
ま、たしかに外観は玩具っぽいですし、アメリカでも玩具扱いだそうなので、嘘とは言いませんけど。
じゃあ、次。
お気づきになったであろうか。。
これ、特定小電力無線として合法なトランシーバーです。さっきの黄色のと色は違うものの、形状は全く同じなんです。
上の黄色はアウトだけど、この黒いのならセーフ。
怖い怖い。。
もっと怖い例がこちら。
もはや、ソックリを越えて同じ物体。
どちらもAmazonから買えます。値段もほぼ同じくらい。
これじゃ、ちょっと無線に詳しい人でも騙されるかも。
次!
この2つもよく似てます。
外観の決定的な違いは上部に音量ツマミらしき突起物の有無。正面パネルは僅かにデザインが違うものも、全体の形状は同じでしょう。
ちなみにオレンジの機種は、仕様は日本向けっぽいんですけど技適取得の有無が不明です。
ケースの形状は似てるんですけど、アンテナの位置が逆で、ボタンも全然違います。
このソックリさんは、同じ回路、基盤を使った異形状のものを含めて、現在Amazonで売られている中華トランシーバーの主流です。
GMRSのものは無さそうですが、技適取得されていない商品もありそうなので、購入には注意が必要そうです。
性能的には国内一流メーカーのものとさほど変わりませんでした。
ただ、この機種に限っては燃費が悪くて、単4電池4本で8時間持ちませんでした。
(国内メーカーのものは単3電池1本で36時間もつ)
現在の主流機はもっと電池の持ちは良いのと、最初から充電池を搭載したものもあります。
これは登場人物の一人ロジャーが、立てこもったショッピングモールの中で仲間とトランシーバーで連絡を取り合うところ。
結構大型の筐体でで伸ばすタイプのロッドアンテナを装備しているところから、ハンディ機タイプのCBトランシーバー(市民ラジオではない)だと思われます。
後年にこの映画のリメイク「Dawn of the dead」でも後半にわずかにトランシーバーが登場しますが、こちらはFRSのWalkyTalkyを使用しており、時代の変遷を感じさせます。
私はアイコム派ですけど、趣味でやるならアルインコが良いそうですよ。