富と健康についての個人投資家の記録

富と健康についての個人投資家の記録

20年以上、株式投資、資産運用に情熱を注いで来ましたが資産は築いたのであとは長生きするだけと気づき、美容健康、アンチエイジングに関心を持つようになりました。

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youtubeで投稿されている白坂慎太郎氏のジモティーの3Q決算分析動画がなかなか興味深い。

 

それなりに、事業内容を調べた上で内容の濃い30分程度の長めの動画となっているが、

この動画で述べているのは、

 

「ジモティーユーザーは、無料が大好きな財布の紐が固い層がメインなので、

どんな広告を出しても効果が低く、広告収入は伸びにくく株価は横ばいであろう。」

 

という結論である。

 

これは、正しいかもしれないと思うし、市場もそう判断しているかもしれないと思う。

 

もともとジモティーはメルカリの様な取引手数料収入が無いので、マネタイズが難しいと

思われがちである。

 

だが、一般的にそう思われているからこそ、株価は過小評価されすぎていて、もし真実がそうでなければ市場平均を超える高リターンが得らえるというパターンだったりするのが株式市場の面白い所でもあり、後者の可能性について考察してみる。

 

という事で、逆にジモティー側の発信している情報を集めてみると面白い事が分かってくる。

 

先の白坂慎太郎氏の動画は2023年3Q決算時の情報を元にした動画であるが、

その後の通期決算説明資料では低下傾向だった広告単価が上昇に転じている。

なぜ広告単価が上昇し始めたかというと利益率の高い自社広告へ変更し始めたからである。

 

 

 

また、今期業績予想についても上振れ余地を残した上方修正を前提とした業績予想を発表している。

 

 

 

そして、ZUU onlineの創業者インタビュー記事から要点を箇条書きすると

 

・ジモティースポットは近所の人が朝早くから並んでいて満足度の高いスキームが構築できている。

 

・結果として年々関心を持つ自治体や企業も非常に増えている。

 

・当初の想定よりも取り扱える商品の幅が大きく、収益性も高められることが判明してきている。

 

・今後は「ジモティースポット」の店舗サイズを大きくしていくことや、店舗数を加速度的に増やすためのアライアンスも非常に重要になってくる。

 

・「ジモティー」と「ジモティースポット」の2つの事業を10倍にするためにはどうすれば良いのかと考えていく。

 

・広告を自社広告化するにとどまらず、今後はユーザーがいる場所に合わせて広告の内容やプロダクトの作り方自体を最適化していく「ジオマーケティング」に取り組んでいく。

 

・「ジモティー」のユーザーに登録してもらう情報や、物品の検索性能など含めて全体的なバージョンアップを現在進行形で実施している。

 

・成長を加速させていく上で、ファイナンスのテコの原理を働かせていく。 戦略提携やM&Aも含め、成長速度を早めるための戦略にも取り組んでいく。

 

・ 今は取り組みの芽が出始めているタイミングで、これからは非常にドラスティックな変化をするフェーズ。 

 

と、今後の展望について、なかなか具体的で期待できそうな内容を発言している。

 

 

さあ、市場の評価や白坂慎太郎氏の見解が正しいのか?

それとも、ジモティーの創業者の創造する未来になるのか?

 

もし、後者であればROEが40%もある時価総額70億円の小型株であるが故になかなかの高リターンが得られる可能性があるが、さて実際どうなるのか。

 

非常に楽しみである。