室井佑月「『税収が足りない』とか二度といわないで」
http://dot.asahi.com/wa/2016051100226.html?page=1&utm_content=buffer0ff6f&utm_medium=social&utm_source=twitter.com&utm_campaign=buffer
「報道の自由」は過去最低を更新し、パナマ文書は調査しない――。そんな日本に作家の室井佑月氏は唖然とする。
・・・
それと、あたしたち国民に向かって、「税収が足りない」とか二度といわないでほしい。そのまえにやることあるでしょう?
世界を揺るがしたパナマ文書。4月20日付「日刊ゲンダイ」の「金子勝の天下の逆襲」にはこんなことが書かれていた。
「国際決済銀行(BIS)の公表資料によると、タックスヘイブンであるケイマン諸島に対する日本の金融機関の投資や融資残高は、2015年12月末時点で5220億ドル(約63兆円)もあるという」
パナマ文書を調査しない国は、ロシアと中国と日本くらい。
税収が足りなくば、法の抜け道を閉ざし、適正に課税して金持ちからお金をとったらいい。
※週刊朝日 2016年5月20日号