復興を支えるガソリンスタンド
先日放送された羽鳥慎一モーニングショーで、
能登半島地震の被害を受けた地域で働く女性が紹介されていました。
彼女はガソリンスタンドで勤務しており、
大きな声で挨拶をすることで被災した人々に元気と勇気を与えていました。
しかし、ガソリンは復興作業に携わる車が優先されるため、
一般車への販売は10時から。
そのため、ガソリンスタンドには長蛇の列ができていました。
この光景を見た私は、3.11震災の時のガソリン不足を思い出しました。
3.11震災:ガソリン不足と5時からの行列
当時、私は車で30分ほどの市にある工場で働いていました。
往復48キロの通勤距離です。
地震の影響で各地でガソリン不足が起こり
満タン給油は制限されました。
ガソリンを求めて、毎朝5時からスタンドに並ぶ日々。
寒い中、順番を待つあの光景は、今でも鮮明に記憶に残っています。
遠方通勤者への配慮の欠如:会社と主任の無理解
ある日、ガソリン待ちの列に並んでいると、
パワハラ主任から電話がかかってきました。
「まだ並んでるの?」「はい、まだ給油が始まらないので…」
「会社に来てくれないと困るんだよね。俺が迎えに行くから」
「すみませんが、ガソリン入れないと生活に困るので…」
しかし、パワハラ主任は文句たらたら。
「みんな来てるんだから」の一点張りです。
後で聞くと、市内の方々はバスで途中まで行けるため、
毎日会社に来ていたそうです。
一方、私のような遠方から通勤している人は、
1日置きに来るようになっていました。
しかし、私のラインの主任にはそのような指示はなく、
遠方から来ている人にも毎日来るよう求めていました。
同じ遠方から通勤している同僚も、主任に同じようなことを言われて、
耐えられず「ぎっくり腰になったのでしばらく休みます」
と連絡したそうです。
災害時における従業員への配慮
災害時には、人の命や生活を守るために必要なものを優先するのは当然です。
しかし、その一方で、従業員を守るための配慮も必要だと感じました。
遠方から通勤している従業員がガソリン不足で困っている場合、
会社側はどのように対応するべきでしょうか。
1日置きに来るよう指示する、またはガソリンを会社で提供するなど、
従業員の状況に配慮した対応が必要だと思います。
災害は突然やってきます。
会社は従業員の安全確保と生活支援に積極的に取り組むべきです。
今までの話は↓
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