今日は大宮に所用があったので、折角だから新規開拓してみようということで

大宮駅の東口側のガラの悪い繁華街を通り抜けて脇道に入った先にある

「手揉み中華そば 中村」で食べてみることにしました。

 

店の前に着き、店の前に掲示されている並び方に関する諸注意を見て慎重に

待機位置を決めます。初見なのに開店前一番乗りですから責任重大です(笑)。

それにしても、この諸注意は後から後から追記された感が否めません。

書いてることはどれも大事だし必要なことではあるので整理して欲しいところです。

 

開店後、店内の券売機で特製中華そば(1450円)の食券を購入して

店員さんに渡してカウンター席で待ちました。本当は店員さんお勧めの通りに

特製中華そばとご飯モノを併せてと思ったのですが、歳と共に胃のキャパが

小さくなってきたので無理は出来ません(爆)。

 

出て来たのは鶏ベースの醤油スープに太めの平打ち麺(自家製)が入り、

チャーシュー3種(豚2,鶏1)、ワンタン、海苔、ネギ、穂先メンマ、

味玉が乗った一杯でした。

 

スープは鶏由来の甘味・旨味と醤油のキレ・香りのバランスが素晴らしいです。

そして、店名にもある通り手揉みした平打ち麺が食べ応えをしっかり感じさせ、

またスープもよく持ち上げます。平打ちでここまでスープの持ち上げが良いのは

初めて食したかもしれません。

 

チャーシューは豚の厚切り、豚の薄切り低温調理、鶏の低温調理の

3種なのですが、最初、鶏が他の具材の下に隠れていて見えませんでした。

どれもクオリティが高く、肉自体の食べ応えだったりしっとりした食感

だったりと楽しむポイントが明確になっていて飽きが来ません。

ワンタンはショウガで味付けした挽肉が詰まっていて食べ応え十分ですが、

これはもうちょっと何か入れて食感に変化を持たせても良かったかもです。

海苔は香りこそ強いものの出て来た時点ですっかりヘタッていたのが残念です。

穂先メンマは柔らかく戻してあり、ネギのチョイスもスープに合っています。

味玉がは黄身の濃さが有名なマキシマムこいたまごと思われますが、

単に黄身の濃さ頼みではなく、薫香で黄身の甘味を引き立てていたのが

印象的でした。たぶん、この卵を使った味玉の中では過去一かもしれません。

 

全体的には様々なこだわりを詰め込めるだけ詰め込んだ一杯だと思いました。