※数日前に食べた分
今回は鳥見を終えてから遅めの昼食がてらということで帰り道の途中でどこかに寄り道するという
ことも一瞬頭をよぎりましたが、折角なので出先でナニか頂きましょうということで小山駅の
東口からテクテク歩いてこちらの店に辿り着きました。

飯時ではなかったこともあって広い店内は先客数人のみ。ロードサイドの立地ならではの店の造りから
がらんとした印象を受けるのもやむなしというところでしょうか。とりあえずテーブル席に案内され、
メニューを見てしばし考えた後に雷味噌らーめん(950円)を注文。

出て来たのは・・・、スープやら麺やら具材やらが入っている石焼き鍋に金属製の蓋がかぶせられ、
更にそば湯でも入れて出してきそうな器に辛味噌スープが入り、おまけに2分という半端な時間を
計るための砂時計と言った、やけに物々しい一式でした。

で、店員さんの指示通りに砂時計の砂が落ちきるのを待って蓋をテーブル席に備え付けの金属製の
鍋つかみでつかんで開け、別容器の辛味噌スープを石鍋に投入すると・・・、あれ?

確か、ここはグツグツと煮えたぎるスープが“売り”ではなかったかしら?
器が石焼き鍋でそれ自体が熱いということ以外、特に変わった要素が見受けられません。
スープ自体の熱さは・・・、“普通”です。器が器なので保温性は良いのでしょうが、それだけです。
スタートラインで全く“普通”に成り下がっています。そしてスープ自体も味噌味というだけで
薄っぺらい味わいです。旨味とか厚みとか、そういうのを全く感じさせない、悪い意味での味噌汁ラーメンです。
麺自体は長い時間煮込むことを想定してか伸びにくい特注の麺を使用しているようで、それは正解でしょう。
致命的なのは、この店の公式HPでもアピールしている野菜です。ボイルした野菜をそのまま
乗せているだけなのでスープと全く馴染んでいません。スープに野菜の旨味が出る訳でもなく、
野菜にスープの味が染み込む訳でもなく、同じ丼の中なのに異世界の住人のようです。

全体的には競争の少ない田舎でちょっと目立つことやってみました・・・というだけで、
中身はちょっとスカスカな一杯だと思いました・・・が、これ本当に納得して出してる味ですか!?
本当はだいぶ失敗したんではないですか!?あるいは小山店特有の傾向ではないですか!?
店の関係者の方、もし見ていたらコメントお願いします。