
今日は紆余曲折を経て歌舞伎町の「麺匠 竹虎」に食べに行きました。
と言っても昼。夜はこわそうなイメージがある街ゆえ、自発的には行く気になりません(笑)。
店内に入ってカウンター席に案内されたのですが、カウンターテーブル上に灰皿を発見。
この時点で嫌な感じはしたのですが、とりあえず裏竹虎ラーメン(900円)を注文。
ランチタイムで麺の大盛りとトッピング一品がサービスということだったので麺大盛りと味付玉子も注文。
やはり、歌舞伎町という立地条件からか、客層はお世辞にも良いとは言えません。
後から来て隣に座った客が思い切りタバコをふかす有様。しつこく咳払いをしたら気がついたので
まだ良しとしましたが・・・(もう30秒遅かったら注文キャンセルして店を出るところでした)。
そうこうするうちに出て来たのは背脂がびっしり浮かんだ豚骨醤油スープに中太麺が入り、
角煮、ネギ、メンマ、味玉が乗った一杯でした。
よくかき混ぜてから食べるようにとの店員さんの案内に従ってかき混ぜると丼の底の方から
かなりの醤油ダレが出て来てスープの表面があっという間に黒く変色しました。
ちゃんとかき混ぜなかったら後で醤油だれのたまった所に当たってしまうところでした(笑)。
スープ自体は特に目新しさは感じませんが、豚骨の旨味と醤油ダレのキレがきっちり出ていて
食べ応えのある麺との相性も文句なしです。ただし、具に関しては首を傾げざるを得ません。
味玉は半熟で過不足ない味のしみ具合でネギもスープの味を邪魔しないセレクトで、ここまでは良いのです。
しかし、角煮は甘めの味付けで単体で味わうなら良いものの主張が強すぎてスープの味をぶち壊し、
メンマも柔らかめできっちり戻してあり、これまた単品で見るなら良いのですが、
やはりラーメンの具としては味付けが強過ぎます。
全体的には基本的な部分をしっかり作っているのが窺え、酒の後の締めとしては上等過ぎるが、
バランス感覚という点で疑問が残る一杯だなぁと感じました。
この店、大絶賛している方もいるようで、ルリも知人がやたらと勧めていたので食べに行ったという
経緯があるのですが、これで満足できる人は酒の後の締めでしかラーメンを食べたことがないか、
あるいはあまり食べ歩いたことがない人なのかなぁと思わざるを得ません。
日によっては行列が出来て待ち時間が1時間近くになることもあるようですが、
これは並ばずに食べられるなら・・・というレベルです。
あと、ランチタイムであるにも関わらずテーブル上に普通に灰皿が置いてある辺り、
味にこだわっているラーメン屋としての矜持を感じさせず、これもマイナスポイントです。
更に余談ですが、並びの席に座っていた女性客のストーカー?(路上でナンパを試みるもふられたらしい)
が店に入ったり出たりしているというのに吹き出しそうでした(笑)。