敷地168坪に2軒の築40年平屋。

中学校の目の前で、管理職の公営住宅だったので傷みは少ない。


最低入札価格が5,359,500円に対して

 

我が家が出した入札額は5,555,555円。

最低入札額に”気持ちよく町に寄付できる額”を上乗せした。

 

 

入札額を決めるにあたって、夫とは「600万が限度だね」と話をしつつ。

 

 

『中富良野町民は不確かなモノには手を出さない』

『世間体を気にして不動産業者や公的な機関で仕事をする人達は入札を控えそう』

という(特段根拠はない(・∀・)私の分析から、他の入札者なしも有り得るしなぁ、と。

 

もちろん、寄付したい気持ちはあるけれどね。

でも、何十万と喜んでできるほどの余裕なんてない。

そんな余裕あれば、そもそもsnsで資金を搔き集めるなんて恥ずかしいことはやらない。苦笑

でも、競売と言えど裁判所がやるようなネガティブなのではなく。

町役場が長年居住者がいなかった公営の教員住宅を売り出すんだから、先住者が退去を渋るトラブルもない。

風呂・トイレ・洗面所は先住者がリフォーム済みで、水回りさえ問題なければそのまま20年は行ける!!

って考えると、めちゃくちゃ好条件だから入札に至らずとも狙っている人は多いはず..

となると、せっかく余裕のある資金調達の見込みがあるのに安すぎて落札できないのもなぁ、って。

 

じゃあ、580万以下が妥当か..??

いや、550万か??

でも、ちょっきりな金額だと他の人と重なりそうだから、一円足してみる?

同じ考えの人いそうだから、千円足してみる?

むむむ、、キリがない...!!

誰か助けて!!

でも、アドバイスをもらえば失敗した時に人のせいにしそうだし..

ってことで、インターネットに転がっている競売終了の物件を参考にしつつグルグルひたすら思考しまくる。

 

 

もう考えて考えて煮詰まっちゃって。

必要書類をコピーした帰り道に見た車のナンバーで決めた。

 

 

決めたらさ。

8888、888って車が通って。

 

「ニコ動の拍手喝采かよ!!(・∀・)」って思った。

でも、何だかそれで気分が良くなっちゃったから「はい!決定!!」で、それ以上は考えるのをやめた。

 

 

結果、入札者は我が家のみ。

もっと緊張して感涙!!なんてことになるのかな、と思ってたのだけれど。

思いのほか心の内は凪いでいて。

息を詰めて落札結果を待つ、なんてこともなく。

ただただ淡々と、粛々とされる開札を同じように淡々と粛々と

「ようやっとスタートなんだなぁ..本当にスタートを切るんだなぁ..」って思いながら見ていた。

 

 

それこそ、この物件を迎えることこそ”設定”だったんじゃないか、って今となっては思う。

今まで色んな物件に出会って。

色んな人から話を聞いて、家を見せてもらって。

永住権なしで実際に資金調達できる目星をつけておくような諸々の準備と少々の貯金まで作ってという状況にまでなって。

色んなタイミングで感じる、目には見えない何者かの力も確実にあって。

 

全部が全部、まるで”こうなるための設定”だったんじゃないかな、って思ってる。

 

 

 

まっ!

分からんけどね^^