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ここしばらく、下がっていた尿酸値がまた9.1まで上昇しやがった。標準値は男性が3.7〜7.0、女性が2.5〜7.0で、ジェンダーの時代でも男性が元々の値が高く、痛風になる確率は圧倒的に高い。尿酸値は7が最高限界値でそれを超えると痛風への道が開け、9.1まで行くと原発で言えばレベル7くらいまでの危険性となり、あとは痛風の訪れるのを待つばかりである。風が当たっても痛いから痛風と名付いたというが、この痛風の痛さは経験したものにしか分からない。
2年前のある日の夕刻、足の親指の付け根が注射針を打たれたような痛さが走る。だが、その痛さは予告でそう長続きしないがその夜、足の痛さでうなされて目が覚める。釘でも刺さっているのかと痛む親指の付け根辺りを見ると赤くはれ上がっている。寝違えて足の親指でも折ったのかと思うほどの痛みだ。
何も刺さってないとなると…
『ハハ~ん、これが、かの有名な★痛風という奴か。』
そういや、ここ数年、尿酸値が8~9が続いた。医者はこのままだと『痛い目にあいますよ』と言っていたが、なるほど、痛い目にもほどがある。
翌日、痛さと、腫れで歩くのも困難で、あまりの腫れにより靴など履けず、サンダル(痛風の人用の痛風サンダルなる便利なものもある)で、足に釘が刺さったまま歩くが如く、そのぎこちない足の上げ下げをガキに失笑されつつ、亀のようにのろのろと歩み病院にやっと着いた。病院に行っても発病中は尿酸値を下げることは出来ず、痛み止めの薬を飲み、足に痛み止めの薬を塗るばかりで、あとは医者に、尿酸値を下げる生活改善をせまられ、不摂生な生活態度や、暴飲暴食をたんと説教されるばかりである。痛みは長くて一週間、オイラの場合は4日でおさまった。それ以来、尿酸値を下げる薬を飲み続けビールと、レバニラ炒め(レバーは痛風に悪い)を控えめにして一年、薬なしでも標準値でいられるようになったのが去年の春だった。
しかしながら、あれほどの痛さで、控えたビールやレバニラ炒めも、一年も経つと悲しいかな徐々にその痛さを忘却し、もう食っても大丈夫だろう、なんて悪魔の声が心の隙間を突いてくる。
しかもだ。昨年の暑さ。この暑さで、どうしてもビールを飲まずにはいられなくなった。結局、去年の夏以来、ビールが完全復活し、夏以来、毎日たらふく飲み続け、ビールとなればどうしても食べたくなるレバニラ炒めも完全復活したわけだ。そうなると体は正直なもんだ。久しぶりに検査したらまた上がってたわけだ。かかりつけの医者は『また、飲んでるでしょう?』と怖い顔をしてまた薬を飲むように言う。オイラは『薬を飲めば下がるから』などと、楽天的なことを言うと、医者は『薬で下げようなんて考え方はだめだ。生活改善です。そもそも…』なんて、また説教がはじまった。あ~ぁ、またビールとレバニラ炒め、ちょっと控えなきゃいけねーな。

尿酸値の高い痛風未経験者で予備軍の皆さん。ぜひ一度、痛風の世界を訪れてみてください。
この痛さは経験しないとわからない❣️
生まれてから久しぶりに身が引き締まる思いが体験できるでしょう‥