2013年 秋
彼からの連絡は日に日に多くなっていた。
仕事中も土日も関係なく。
長文で。
彼はなぜ、婚外してるのだろう?
そういえば尋ねたことがなかった。
ふと疑問が湧いた。
前にも婚外彼女はいたようだけれど。
別れてしまった今は知る由もない。
話の内容は仕事の愚痴や批判が多かった。
心を許してくれたのかと嬉しくもあったが、時に辛辣な言葉に疲れてしまうこともあった。
フォローが裏目に出てしまった時は、私にまで牙をむくこともあった。
そんな時は謝るしかなかった。
そんな中たまたま受けた健診で、とある疾患が見つかった私。
そんなこと関係ないのに、不倫をした罰なのかと思ったのを覚えている。
あれよあれよと言う間に手術日。
夫が立ち合ってくれたけれど、手術室に運ばれる前にみた夫はノートパソコンを見ていた。
直前に片手を上げて頷いてくれたけど、少し寂しかった。
彼は病院の近くまで来ていたらしい。
直前までメールで励ましてくれていた。
ありがたかった。