Q(質問)
京都市在住、43歳男性です。
最近、奥歯にも「割れにくく硬いセラミック」が開発されたと聞きましたが、詳しく教えてください。


A.
はい。ここ数年、特に「歯科用セラミック」の進歩が速く、特に「強度」の改善には目を見張るものがあります。

昔は、一般的に「歯科用セラミック」というと、「メタルボンド」と呼ばれる「金属の上に陶材を焼き付けたもの」が主流でした。
下の写真をご覧ください。


「セラミック」と言っても、歯の裏側や内面は、金属で作られていますから、「金属とセラミック」の二層構造になっており、どうしてもこの境界付近が強度的に弱点となっていて、「割れやすい原因」となっていました。

ところが最近、「高透光性ジルコニア」という名前の「歯科用セラミック」が各社から発売され、いわゆる「二層構造」にしなくてもよい、「硬さに優れた」「奥歯にも可能な」オールセラミックが実用化されてまいりました。

わかりやすく言い替えますと「一枚岩」ということですね。

この「ジルコニア」も、もう少し詳しく分類しますと、以下の三種類があります。

①従来型ジルコニア(C‐Proナノジルコニア)

②高透光性ジルコニア(Y‐TZP)

③PSZ系



現在、歯科用として利用されているものは、②の高透光性ジルコニアがほとんどです。
初期の頃に登場した①従来型ジルコニアは、硬さには優れていたのですが、「透明感」に劣っていましたので、結果的にジルコニアの表面に、さらに透明感のある別のセラミックを盛りつけて「二層構造」にしなければなりませんでした。(レイヤリング法)

そこで2011~12年頃になりますと、各社から透明感に優れたジルコニアが発売されるようになり、ジルコニアだけで最終の歯を仕上げることができるようになりました。

当然のことながら、「一枚岩」で出来ることから、初期のジルコニアのように、「割れる」という事例も少なくなりました。

「ジルコニア製のオールセラミック」が欠けたという事例は、実際にはジルコニアの破折ではなく、「ジルコニアに盛り付けた陶材の破折」であるということが各研究機関で報告されています。(レイヤリング法)

従って、咬合力の強くかかる歯にジルコニアセラミックをはめる場合には、表面をステインだけで色を整える「ステイン法」が適切です(いわゆる一枚岩)。

しかし、②で、かなり透明感が改善されたとは言え、前歯に応用するにはまだまだですから、③のPSZ系という、さらに透明感を改善したジルコニアが開発されました。

しかし、残念なことに、PSZ系は透明性は高いが強度的に②に劣ることから、現在のところまだあまり歯科用には利用されていません。

ほとんどが②のTZP系が利用されているのが現状です。



★〈ジルコニアセラミック〉の作製過程


歯科用ジルコニアは、このようなブロックからつくられます。


このような装置を使用し、コンピュータが自動的にブロックを削り、歯が出来ます。


拡大すると、先ほどのブロックがこのように、機械で自動的に削り出されます。
(一枚岩だから強度に優れる)


最終的に仕上げると、このようになります。
ジルコニアは、強度に優れていますから、奥歯のブリッジにも応用することができます。

オールセラミック作製がコンピュータ化されて、最近ではどの歯科医院でも、格安に患者さまに提供できる時代になりつつあります。

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