★歯科領域で見られる「帯状疱疹」


Q(質問)
  私は、以前から帯状疱疹に悩まされている者です。
医者からは、比較的軽度だと言われているのですが、重症な場合だと顔面や口の中まで広がると聞きましたが、詳しく教えてください。
(京都市、35歳男性)


A.
  はい。
この帯状疱疹という病気は、口腔内にもたびたび症状を表すことがあります。

原因は、水痘帯状疱疹ウイルスの回帰発症により生じるものとされていますが、この回帰発症というのは、私たちの体の中で冬眠状態になっていたウイルスが、体調の変化により目覚め増殖を開始したものです。

子どもの頃に水痘にかかり、やがて症状が軽快するのですが、ウイルスは神経節の中に潜伏し、体調を壊したときに帯状疱疹として発症するのです。

 いったん体内に潜伏したウイルスは、人体と生涯を共にします。

帯状疱疹ウイルスが再活性化し発症する時の引き金としては、紫外線、ストレス、月経、疲労、ある種の薬品とされています。

発症する際は、全身倦怠感、発熱などの後、神経痛および三叉神経の支配領域に、片側性に水疱が生じます。

時として、顔面神経麻痺、耳部の水疱、耳鳴り、めまい、味覚障害なども伴います。

治療としましては、抗ウイルス剤の投与や二次感染予防のための抗生物質の投与などが行われます。

なお、必要な場合は、提携先の病院をご紹介させていただきます。



イシズミ歯科医院
 http://www.ishizumishika.jp/

JR山科駅近くですから、京都市内、大津市、草津市、長岡京市、向日市、宇治市、城陽市、亀岡市、南丹市、八幡市、高槻市などからの通院が便利です。
      




      口腔周辺(舌、下口唇に見られる帯状疱疹)



口蓋部や唇には、水疱が形成されている