2023年WBC決勝アメリカ戦前のミーティングで大谷翔平選手が言った「憧れるのをやめましょう」は流行語になりました。

 

 

そーた@新規事業開発責任者 兼 代表取締役 on X: "ハードワークしか勝たん  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  人生を変えるためには、時代の流れに逆行したハードワークが必要です。 人から羨ましがられる結果を残した人達は、圧倒的な努力を超えて今があります。  楽して稼ぎたい ...


 

1個だけ、まあ、あの、憧れるのをやめましょう。

 

ファーストにゴールドシュミットがいたりとか、センター見たらマイク・トラウトがいるし、センターにはムーキー・ベッツがいたりとか、まあ野球やってれば誰しもが聞いたことあるような選手たちがいると思うんですけれども、今日一日だけは、まあ憧れてしまっていてはね、越えられないんで。

 

僕らは今日、超えるために、トップになるために来たので。

 

今日一日だけは彼らへの憧れを捨てて、勝つことだけを考えていきましょう。

 

さぁ、いこう!

 

 

「MLBの選手に憧れていては勝てない。個人の能力では化け物みたいな選手にかなうわけがない。しかし野球は個人戦ではなくチーム競技なのだからだけど憧れを捨てて勝つことだけ考えて結束すればたら勝てる。」

私はこう解釈しました。

 

 

ここ数年来、この大谷選手の発言よりも前から「他人に憧れない」を生きるうえでの格言にしています。

投資格言ではなく生きるうえでの人生哲学としての格言です。

 

投資格言とは「頭と尻尾はくれてやれ」などの投資を成功させるための格言で、投資格言としてならむしろ「成功してる投資家に憧れろ」のほうがしっくりきますが、私は「投資の成功」は最終目的ではなく、あくまで「幸福に生きるための手段」として投資をしています。

 

 

「年収800万で幸福度は頭打ち」という説があります。

それ以上になると仕事に費やされる時間やストレスでむしろ幸福度は下がります。

 

 

投資を長くやっていると同じことを思います。

優待投資をやりだした頃は桐谷さんのように生活全般を優待でまかなえるほど、多ければ多いほどあったらいいと思っていました。

しかし、実際に多くの優待株を持つようになり、信用クロスなどでさらに増やした結果、一定数を超えると作業やストレスが増え幸福度が下がってきたことに気づきます。

 

 

飲食優待は飽きてきて全部使わず、余った分はゴニョる。

郵便の開封作業や議決権行使作業で時間がとられる。

こういったことが嫌になり、信用クロスや自分で優待を使わない現物保有株を徐々に減らしています。

 

 

 

6月第二月曜日は年間で最も多くの郵便物が届く日です。

6月10日(月)に到着した郵便物は46通でした。

ちなみに昨年(2023年)は77通だったので、減銘柄効果が数字に出てきています。

 

 

この46通を開封し、その後の一連の作業をするのに帰宅後その夜1日だけではしんどくなり、2日を要しました。

自分でさえこんな状況なのに有名な優待投資家の方の10日は・・・

 

 

桐谷さんの「11日は130通」とあるのはおそらく10日(月)の誤りと思われます。

 

 

 

もし、自分に限らず昼間仕事をされている方にこれだけの郵便物が届いたら、多くの方は嬉しい気持ちとうんざりした気持ちの両方が生じると思います。

私の場合、保有銘柄が増えて優待投資に慣れてくるにつれ、うんざりの気持ちが強くなってしまいました。

その結果、自分のキャパシティをオーバーした優待銘柄を持ちすぎてしまい、そこから減らすというオーバーランで引き返す作業が生じました。

 

 

私が考える「憧れるのをやめましょう」は決して大量の優待銘柄投資を否定しているのではなく、それが苦にならない方は大いにされたらいいと思います。

 

 

最初はうまい人を見て一心不乱にやるのが近道だと思いますが、一定時期に来たらあまり他人に憧れるのではなく自分に適正なレベルを模索した方が幸福度が高いと感じたので自分はそうしています。

他人を意識するとうらやましい気持ちや嫉妬心も少しは出てくるかもしれないので、投資ジャンルのブロガーでありながら他の方のブログはあまり読まないようにしています。

自分のブログを見ていただいている方のブログは何日か分をまとめて見るようにしています。

桐谷さんのXは彼の優待生活が興味深いので、投資家のSNSでは唯一フォローしています。

 

 

ブログで毎月資産増減を公開しているとおり投資成績は冴えませんが、自分自身が労力や苦痛をさほど感じず一番幸福度を感じるレベルの、気持ち的に落ち着く守りの手法でやっているので、自分としては納得できてます。

 

 

 

♪ナンバーワンにならなくていい もともと特別なオンリーワン♪

(世界に一つだけの花/槇原敬之)