投資成績は昨年から好調です。
でも増やしたお金はどう使うか?
「お金は使わなければただの紙切れ」と言いますが、キャッシュレスの現代では紙きれですらなく、画面上の数字の増減です。
「貯めるだけでなく使わないといけない」と時々思うのですが、貧乏性のためカネを使う事に罪悪感があります。
将来はおそらく全財産を使い切れないまま天国に旅だつことになりそうです。
先日、「マツコの知らない世界」でカプセルホテル特集をやっていました。
観光地や都市部のホテルがコロナ前の2019年との比較で1.8倍くらいの価格になっているそうで、その影響を受けてカプセルホテルが注目されているらしいです。
カプセルホテルは最盛期500軒ほどあったものがネットカフェの台頭で300軒まで減り、最近また増えだしたとのこと。
少し値段は張りますが、付加価値のついたカプセルホテルも増えているらしく、これを見て「こういうのでいいんだよ」と思っていました。
旅行でいうと観光、食事、レジャーはそうでもないのですが、宿泊施設にお金をかけることには抵抗があります。
温泉地では昼間に好きな温泉に入るし、食事は外食でその土地の名物を食べ、夜は翌日に向けての鋭気を養うためにシャワーを浴びて早めに寝るだけ。
朝も早くから行動するのでホテルの滞在時間が短く、宿泊施設にあまり費用をかける意味がないのです。
以前何かで読んだのですが、これはどうやら外国人、特に欧米人も似た考えらしい。
街でよく見かける短パン、Tシャツ、サンダルの外国人旅行者がそうでしょうか?
「高い渡航費をかけてはるばる極東の国に来て、安宿に泊まっているのかな?」という外国人をよく見かけます。
物質的な豊かさに飽きてきて、社会がモノ出費からコト出費にシフトしています。
旅行、イベント、テーマパーク、外食店の行列や予約困難化で、近年それを顕著に感じるようになりました。
私も物欲はすっかり無くなり、人生の思い出作りとしてのコト出費がほとんどです。
私は旅行、イベント、高価な外食などのコト出費を「お金と思い出の交換」と考えています。
高いものと安いものの選択肢がある場合、食事やイベントは高い方を選んだ場合の付加価値を思い出としてずっと覚えているのですが、宿泊に関しては「パーソナルスペースが確保され、プライバシーが保たれる」という条件さえ満たしていれば、値段の違いによる思い出の記憶があまり変わりないのです。
また、SNSでひなびた日本旅館専門に旅する人の投稿を見て、自分もやってみたいなと思ったのもあります。
こういうところは門限や入浴時間が決まっていたり、風呂トイレ共同などと何かと不便な部分もありますが、風情があり安く泊まれるので昨年初めて北海道で利用しました。
北海道らしくクーラーはありませんでしたが、扇風機はあったので特に不都合は感じませんでした。
旅行は基本4泊5日で行くため混雑期は避け、安い時期を狙っていきます。
混雑期はレンタカーも確保しにくいので避けたいところ。
でも本当に行きたい時期は花見、紅葉、祭りなど、どうしても人が集まりがちな混雑期になるんですよね。
そこでたまの贅沢として、年に一度だけは財布のひもを緩めて混雑期に旅行をするようにしています。
2022年は紅葉時期の東北、2023年は札幌雪まつり、ラベンダーシーズンの富良野に行きました。
短期に3回も混雑期に行けたのは新型コロナに伴う旅行割があったからです。
そのため、それなりにお金はかかりましたが、本来の価格からはかなり抑えられたと思います。
おかげでどちらも思い出に残る旅行になりました。
2024年はどうしよう?
金銭感覚は長年の間に浸みついてしまったものなので、ストレスなくカネを使うことは難しいですね。
♪働け働け、カネを儲けて天国でせいぜい贅沢しなよ♪
(SERIOUS?/布袋寅泰)