1月31日水曜日、大分旅行4日目です。

本日はあいにくの小雨模様。

 

 

これまでの2日間はレンタカーによるドライブ旅でしたが、今日と明日は公共交通機関で別府市内を観光します。

視界が曇っているので、ロープウェイやタワー搭乗等の眺望系の場所は避けることにします。

 

 

まずは朝食から。

メニューは前日から少しだけ変わっていましたが、特別大きな変化はありません。

 

 

朝食後はまずフリー乗車券を買うために、ホテルから徒歩7~8分の「亀の井バス 北浜バスセンター」に行きました。

8時に到着も、8時半オープンだったのでしばらく待ちました。

 

 

亀の井バスは観光バスもありますが、主には別府市内を運行する市民、観光客の足です。

都市部のバスと違って運行距離に応じた従量料金制で、都市部バスに慣れた感覚からすると料金は高く感じます。

スタッフさんが親切で、観光したい場所などの予定行程を説明すると電卓を使って、通常乗車券とフリー乗車券のどちらが得になるかを計算してくれました。

予想していたとおり、2日間乗るなら2日用フリー券の方が得になるという事だったので購入し、代金1700円は「おおいた旅得クーポン」で支払いました。

 

 

 
スクラッチ式で使用日の銀色部分を削ります。
スタッフさんがやってくれました。
 
このフリー券を見せると各種施設で特典が受けられます。
 

バス乗り場の案内やフリー券特典の各種施設割引のご提案など、スタッフさんがとても親切でした。

 

 

今日の最大の目的は別府観光の定番である地獄めぐりです。

7つの地獄と呼ばれる場所を巡ります。

 

 

地域的に2箇所を見てバスで移動し、残り5箇所を見るという感じです。

 

 

 

スタッフさんのご提案通り、最初は「血の池地獄」から巡ることにしました。

バスセンターからバスで移動します。


 

 

血の池地獄に到着し、地獄めぐり7か所共通チケット2200円を旅得クーポンで購入しました。

旅得クーポンで支払う場合はフリー乗車券特典の200円割引は使えないとのことで、定価購入でした。

 

 

鉄さびのような色の温泉が現れました。

 

先の方は普通の温泉の色をしています。

 

小さな滝がありました。

 

 

土産物店内に昔の写真がありました。

昔は実際に入浴施設だったそうですが、着物などが汚れて色が取れないため入浴はしなくなり、観光のみとなったそうです。

 

浮遊泥がたまると掃除をするそうで、先ほどの温泉に泥が途中までしかなかったのも泥を除去したためと思われます。

 

昭和2年に220mの高さまで大爆発したそうです。

 

園内の高い場所から一望できますが、湯気であまり見えません。

 

昭和2年の大爆発で付近の草木が全部枯れてしまった様子の写真がありました。

 

浮遊泥が最大にたまって池全体を覆った写真。

色も赤くまさに血の池地獄という感じです。

 

色が落ちない特性を利用して昔は染物にも使われていました。

染色技術が発達してからはそれも廃れ、現在はされていないようでした。

土産物店にも染物製品は見当たりませんでした。

 

いつ頃のものかは不明ですが、昔の地獄めぐりの絵図がありました。

今の七つの地獄にはない「鶴見両地獄」、「八幡地獄」、「十万地獄」などの文字があり、これはどういうことなのかスタッフさんに尋ねてみたところ、この地獄はそれぞれが自己所有地を有料開放している個人経営のため、いろいろな理由で廃業や新設があって現在の7カ所に落ち着いているとのことでした。

 

 

 

血の池地獄を出てから、次は徒歩ですぐの龍巻地獄に向かいます。

 

 

 

30~40分おきに間欠泉が噴出するのですが、次がいつなのか見当が付きません。

 

幸いにも10分もせずに吹き出しました。

噴出が周囲に飛び散らないようブロックするため、三方向と上部は石で覆われています。

 

池の中からではなく、池の奥に噴出孔がありました。

 

一度噴出が始まると10分程度噴出しています。

 

大屋根があるので雨でも濡れずに待てて見れます。

 

温泉で105℃ってありえるのでしょうか?

 

 

 

間欠泉の噴出が終わるのを最後まで見届け、次の地獄までバスで移動しました。

龍巻地獄前にバス停がありますが、タクシー運転手から客引きにあいました。

バス停の客全員に声を掛けているようで、熱心なことです。

 

 

 

バスセンターのスタッフさんのおススメどおり、景色が良いという車内左側の座席に座りました。

車窓から市内のあちこちから煙が出ている珍しい風景が見れました。

 

 

次の目的地、三カ所目の白池地獄に到着しました。

ここから5つの地獄は徒歩で移動できます。

 

白というより薄緑に見えます。

 

7つの地獄を巡って感じましたが、この白池地獄は一番見どころが無かったです。

それを補うものとしてなのか、ミニ水族館が併設されています。

 

看板のフォントが古い。

 

奥の長い魚がピラルクです。

 

地中からの湯気が凄かったです。

湯気を逃がすためなのかボーリング工事をしていました。

 

 

 

次は四カ所目、鬼山地獄に行きました。

 

 

 

湯気が凄くて何も見えません。

ここも先ほどの白山地獄と同様に温泉としては見るものが特にありません。

 

見るものがない代わりにワニの飼育をしています。

 

 

 

 

 

ワニは体上部を少しだけ出してずっと浸かっていて動きません。

 

 

残り三カ所。

次の地獄も徒歩移動です。