11月20日(月)朝、天気は晴れました。
阪急大阪梅田駅到着は7時15分ごろ。
駅で「妙見の森フリーパス」(阪急版)を1,600円で購入。
支払い方法は現金のみです。
割引券がどこの店で使えるかなど、パス詳細はQRコードを読み込んで表示させる方式です。
スマホ保有を前提にしており、これは不親切ですね。
スマホがあったとしても、紙のリーフレットの方が一覧で見やすいです。
阪急宝塚線で北上します。
川西能勢口駅で能勢電鉄に乗り換え。
一旦改札を出て能勢電鉄の駅を探したのですが、能勢電鉄の駅というのは無く阪急の駅と共有のようです。
フリーパスなので再度改札をくぐり、能勢電鉄が発着するホームへ向かいます。
ヘッドマークが紅葉シーズン用です。
どストレートなネーミング。
能勢電鉄の車内は阪急に比べると空いていて、昔の写真など観光パネルなどもあり観光列車の趣で、少し雰囲気が違います。
ケーブルカーは大正時代の開業とのこと。
1925年開業なのであと2年で100周年でしたが残念。
戦時中は資材供出のため不要不急線として撤去されました。
戦後再建され、1960年に再開しましたが、上部路線はケーブルカーではなくリフトに変わりました。
これはレジャーの多様化で昔と比べて参拝客が減少していたからです。
昭和初期の最盛期の乗客は年間約40万人でしたが、現在は10万人を下回っています。
江戸時代のお伊勢参りなど、昔は参拝がレジャーでした。
余談ですが、その結果特に人が多く集まる都会では有名神社仏閣がある場所に歓楽街ができ、今もその名残の風俗店密集地があると聞きます。
東京は浅草寺の吉原、大阪は生玉神社近くのラブホ街、京都は八坂神社の木屋町周辺などがそうでしょうか。
大阪では住吉大社から少し離れていますが、飛田新地もそうらしいです。
若干距離はありますが、参拝後に市内中心部へ帰る際に通る地域です。
サンシェードが里山のイラスト。
途中、山下駅で乗り換え大阪梅田駅から1時間弱で終点妙見口駅に到着。
自動改札はありますが、駅員もいる小さな駅です。
レトロ感を壊さぬようポストは丸型。
駅前にフリーパスの割引券が使える食堂があるのですが、月火が定休日でした。
隣にある別の売店でイノシシ肉ソーセージのホットドッグをお願いするも売り切れとのこと。
朝なのに売り切れというのは、もしかすると土日しか用意していないのかもしれません。
ここからケーブルカーまで緩やかな坂を徒歩です。
路線バスもありますが、徒歩20分程度の距離なので降車客ほぼ全員が徒歩で向かいます。
道中は昔は参拝客のための茶屋などもあったそうですが、今は民家しかないのどかな道です。
道中に古い石碑が。
慶安3年を調べたら1650年で、江戸時代3代将軍家光の時代でした。
途中、民家の玄関前に電子レンジ付き焼き芋の無人販売が。
焼き芋の無人販売は初めて見ました。
平日ということもあり、中高年女性が多いです。
みなさんアウトドアウェア&リュックのガチ勢です。
男性より女性が多く、こういうのをみると女性の地位が向上したと思います。
定年年齢を超えて暇も経済力もある。
遠足気分の自分は普通の私服です。
20分ほどでケーブルカー黒川駅到着。
9:40頃で既に50mほどの行列ができています。
しかも駅構内には遠足の小学生の集団も見えます。
平日のケーブルカー始発は10時なので余裕をもって来たつもりでしたが、甘かったです。
間もなく閉鎖&紅葉シーズン&始発のトリプル混雑要因を舐めていました。
始発予定の10時を待たずにケーブルカーは動き始めました。
どうやら混雑解消のため、時刻表は関係なく運航するようです。
小学生集団が乗ってから行列が動き始め、第3便?に乗ることができました。
「さよなら」のヘッドマークが悲しい・・・。
車名「ほほえみ」なのにさよならってそんな歌があったような。
キャンディーズとか、安全地帯とか。
沿線の木々は桜なのでこの時期は枝のみ。
ケーブルカーの特徴の中間地点で交差する場所。
ケーブル山上駅までの乗車時間は5分ほど。
ケーブル山上駅はログハウス風。
駅から舗装道「いろは坂」を5分ほど歩きで登り、リフト乗り場のふれあい広場に向かいます。
リフト乗り場でも行列を10分ほど待ちます。
リフトはケーブルカーと違って1人ずつ乗るため行列の減り方が読めて精神的に楽でした。
リュックを体の前で持つよう指示があります。
落とし物1位が帽子、2位が携帯電話とのことで、こちらも注意。
高くなっていくにつれて徐々に紅葉が見え始めます。
緑色、黄色、赤色のグラデーションが綺麗です。
「色づき始め」はこれが醍醐味です。
この時間に山上から降りてくる人はいないので、逆向きリフトは空席。
到着直前にトラブルにより緊急停止しましたが、数分で動き出しひと安心。
乗車時間15分(トラブルが無ければ12分)ほどで頂上に到着しました。
次回に続きます。