次は桂沢湖へ向かいます。

 

ここは事前の観光スポットチェックではノーマークだったのですが、交通標識によく地名が出てくるのでスマホで調べたところ桂沢ダムというダムがあるようなので行くことにしました。

 

 

車は芦別市を抜け、三笠市に入りました。

国道452号線を南下すると左の方に「桂竜橋」という大きな橋が見えてきます。

ダム方面へ行くにはこの橋はスルーしていいのですが、高く大きな橋だったのでその先に何があるのか気になり、橋を渡ってみることにしました。

 

桂竜橋からの眺め。

トラックが通ると高い橋が揺れて怖い。

 

 

 

橋を渡りしばらく進むと新旧2つの橋が並んでかかっている場所に出ます。

これは「桂沢大橋」 という橋で、古い橋はすでに使われなくなっているようでした。

このように新・旧の橋二本が並行して並んでいる景色は珍しいと思います。

 

 
新橋から旧橋を見下ろす。
 
 

古い橋は昭和62年製でそれほど古くないと思いますが、新しい橋を高い位置に付け替えているということは増水の危険性を考慮してのことなのかもしれません。

古い橋の南側からは一応今でも入れますが、北側は工事をしていて出られません。

橋の近くの道路には熊の糞がありました。

 

橋の北側(この背後は工事で通行止め)から南側を撮影。

 

 
 
 

次に桂沢ダムへ向かいましたが、残念ながら工事中のため通行禁止で行くことはできませんでした。

先ほどの大橋の付け替え工事からも、おそらくダムを大きくする工事だと思われます。

 

 

次は幾春別炭鉱跡へ向かいましたが、どこにあるのか入口がよくわかりません。

炭鉱設備の跡のようなものはあり、このあたりで間違いないのですが、探して車でウロウロ。

 

 

途中に綺麗な教会がありました。

 

 

 

なんとか入口を発見して近づくと付近一帯が公園のようになっており、車両通行禁止で歩いて行かなければならない場所にありました。

付近一帯が「ジオパーク(野外博物館)」という名称で公園の歩道として整備されており、途中に色々な見どころや看板があります。

炭鉱跡もその中の展示の一つとして存在するようです。

 

 
 
 
この川の向いにはかつて明治時代にできた橋とその橋でしか行くことができない「神泉閣」という温泉宿がありました。
橋は撤去され、旅館跡の一部のみが確認できますが、近寄る手段はありません。
 
 
 
このジオパーク内の遊歩道は昔の炭鉱鉄道線路跡を利用して造られています。
 
 

 
 
昔の炭鉱へ入る穴。
近づけません。
 
 
 
今でも石炭は山肌に露出しています。
付近の地面には石炭がゴロゴロ。
 
 
 
かつての炭鉱入口は塞がれており、小川が流れていました。
 
 
 
 
 
これが見たかった「旧幾春別炭鉱錦鉱櫓」です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
鉄道の橋梁跡です。
 
 
 
ここがゴール。
この橋を渡ると三笠市立博物館があります。
本来なら博物館駐車場に駐車してここからスタートのはずでしたが、逆からスタートしてしまってここまで1キロほど歩きました。

そこからまた同じ道を駐車した場所まで1キロ引き返さなければならないため、しんどかったです。

 

 

 

再び車に乗り込み、今度は住友奔別(ぽんべつ)炭鉱跡向かいます。

ここは住友財閥が開発した炭鉱です。

街に入ると奥の方に巨大な立坑櫓が見えてきました。

閉鎖されており近くまで行くことはできず、遠くから眺めるだけでしたが、かつては東洋一の立坑と言われた巨大な建造物が薄暗い天候と相まってすごく不気味でした。

 

 
 
 

そこから山の方に上り、各種炭鉱遺跡を見ようと進みましたが、道路の舗装が傷んでいたためかなり慎重に進みました。

それにもかかわらず、途中から立ち入り禁止になり、付近全体が立入禁止で何も見ることができませんでした。

ここは他の炭鉱跡と違って炭鉱遺跡を文化遺産として公開する気がないようで残念です。

 
引き返して幾春別の街の中を徘徊しました。
かつては付近一帯が炭鉱労働者が暮らす街として栄えていた歴史があり、その名残りは今も随所に見受けられますが、古い建物が 解体されずに残っており、驚くことに廃墟と思われるような建物にも、まだ誰かが暮らしているようでした。
 
 
 
上の住宅地図で「現在地」と書かれた場所からの眺め。
このブロックは建物が壊され公園になっています。
 
 
 
 
この家は裏口に消えかかった住友の井桁マークがあり、印象に残りました。
現在も居住されているようでした。
 
 
朝から突っ走ってきたので気が付けば16時30分。
ここで遅めの昼食を取ろうと、事前にチェックしておいた炭鉱時代からある老舗の蕎麦屋 に行ったのですが、営業時間が終了していました。 

昼のみの営業のようです。

 

 

 
 
 

仕方がないので近くにあったアイスクリーム屋で本日5個目のソフトクリームを食べました。

これは観光地にあるようなご当地ソフトや高級ソフトクリームではなく、日常的な普通のソフトクリームなのですが、いつも食べているソフトクリームとは違った子供の頃食べたような懐かしい味がしました。

値段は300円でしたが美味しかったです。

paypayで支払いました。

しかし朝からソフトクリーム5個、牛乳1本、メロン1切れとまともな食事をしていません。

 

 
 
 

現在の幾春別の街の様子を紹介した動画がYoutubeに上がっていました。

この日もこの動画と同じような薄暗い天候でした。

幾春別という街の奥の外れに奔別という場所が位置します。

この一帯は廃墟、旧街マニアに人気があり「幾春別」「三笠 炭鉱」などのワードで検索すると動画が多数あります。

 

 


時間はまだ早いですが天候が曇り空のため暗く、スマホの電池もなくなりかけてきたため、宿泊先へ向かうことにしました。

 

 

カーナビに従い車を走らせていると「達布山史跡公園」という見逃してしまいそうな小さい案内看板が出ていました。

ここも事前にチェックしていたことを思い出し、それほど遠くなさそうなので寄り道することにしました。

 

小高い山の上へ車を進めると塔のような展望台や石碑がありました。

ここは明治の要人たちが開拓への決意をかみしめながら訪れた歴史ある場所です。

 

 
 
 

展望台からは明治の人々が見た風景を想像しながら歴史に思いをはせることができます。

内部は螺旋階段のようになっており歩いて登ります。

展望台に登る前は気づかなかったのですが、展望台の頂上に登るとまっすぐ立っていられないくらいのすごい強風でした。

急いで写真を何枚か撮影したところスマホのバッテリーが完全に切れたのですぐ降りました。

眺めはすごく良かったです。

 

 
 
展望台から降りると周囲は木に囲まれた防風林となりそこまでの風は感じません。

昨年、札幌の「モエレ沼公園」で「ゴミを積んで表面を芝生化させた、木が一切生えていない山」に登ったときにも経験したのですが、 周囲何百メートルにも渡り何もない場所に立つということは、周囲に風を遮るものが何もないため立っていられないくらいのすごい強風になります。

 

 

普段の生活でこのような経験はしませんが、実際そこに立つと防風林は重要なのだと考えさせられました。

 

 

再び 車に乗り込み、美唄市の宿へ向かいます。

一昨日宿泊したのと同じ旅館です。

 

今日は 到着時刻が 読めなかったので 夕食は頼んでいません。

そのためご当地スーパー「コープさっぽろ」に寄って買い出しをしました。

今日初めてのまともな食事です。

なるべく北海道らしい物を選びました。

 

ホタテの卵の煮付、イカゲソバター焼き、樺太シシャモ。

 

 

 

「うおめし」という大きなおにぎり。寿司のような感じです。

すじこ、しらす明太子、サーモンハラス。

普通サイズのすじこのおにぎりが半額だったので追加。

北海道限定「サッポロクラシックビール夏の爽快」も500ml缶を買いました。

 

 

 

お土産も少し買いました。

リボンナポリン、北海道限定バナナミルクコーヒー、コープさっぽろ限定ポテトチップス。

 

 
 
富良野チーズケーキ。
 
 

 

結構歩いて疲れたので入浴は久しぶりに湯船につかりました。

温泉ではないですが、人工温泉装置がついており同等の効果があるそうです。

 

アルコールが入ったこともあり、いつの間にか眠りについていました。