セカンド・スイス旅の後半。本日から5回連続の予定。
2つ目の目的地である標高3000mのTitlisに上がるべく、麓の街Engelbergにやってきた。前回のブログで、ドイツ語のEngelが英語のAngelだろうと書いた。もしかしてと思い調べてみるとエンゲル係数はドイツ人のエンゲルさんが提唱したものだった。
<Engelbergは谷あいの街(2)>
ここはTitlisに限らず四方を山に囲まれた街ですぐ傍まで斜面が迫ってきている。
この日も1泊2食付きのホテルに投宿。夕食のメインはワカサギの天ぷらみたいで味はパットしなかった。スイスと言えば物価高を脇に置けば食い物が充実しているのだが、この日は例外だったかも。1皿目はホースラデッシュ添えスモークトラウト、オニオンスープを挟んでクリスピー・フィッシュってわかさぎのフリッターなのか。
<夕食(2)>
まあ、部屋の窓から牧草地が見えたし、白を基調とした広めの部屋もありがたかった。日本だとそこらじゅうに剥き出しのLED電球が眩しくてドライアイの身としては目のやり場に困るのだが、部屋の中でもしっかり間接照明にしてくれているのが嬉しい。
<目に優しいLED照明、朝食>
翌日、ゴンドラを乗り継いでTitlisへ一気に上がっていく。Engelbergの街はこの日も小雨とガスに覆われておりちょっと期待薄。
<乗車、標高3000mの吊り橋>
天空は生憎の曇り空でガスに煙っている。途中で360°回転式のロープウェイに乗り換えたのだが、視界不良。山頂部で雪道を散歩する。いつもの雪山ならアイゼンを履いているのでスタスタ歩くのだが、この日は転ばないかと心配しつつストックを突きながらヨチヨチ歩き。
なここでもインド人ツーリストに声を掛けられる。「ストックを貸して」と頼まれ、そのまま「写真を撮ってくれ」と言葉を継いできた。この近辺はインド人の進出が目立つエリアなのか、EngelbergにもTitlis山頂にも途中駅のTrubseeにもインド・レストランが完備されていた。アールーゴビなどカレーが5種類ほど提供されていた。
ツーリストの国別構成比もどんどん変わっていき、この旅で出会った日本人ツーリストはゼロで、日本語で喋ったのは僅かにルツェルンのホテル内にある居酒屋で働いている女性1名だけだった。
以前のユングフラウヨッホよりもツーリストで混雑していたのも遅くなった要因。ガスで景色が楽しめないので、吊り橋(Cliff Walk)を渡っていても迫力ある景観に欠けてピンとこなかった。
※参考ブログ:2018年のJungFrauJoch
氷の回廊(Glacier Cave)をぐるっと一周する。床面が凍っているものの全く滑らないように手入れされていた。
<標高3000mに氷の芸術(3)>
標高3000mからリフトで下山する術もあったがいかにも寒そう。下りのロープウェイで降りていくと徐々にガスが取れてきた。この怪獣レッドキングみたいな山肌のコントラストが好きなんだな。
<Titlisの山腹(4)>