春先にヤマの麓で咲いている筒状の小さな花がある。カタクリやジュウニヒトエの近くに咲いていることが多い。今年も2ヶ所で見つけた。
ただ、素人にはこのケマン(華鬘)とエンゴサク(延胡索)がハッキリと区別できないので厄介だ。ケマンはキ(黄)ケマンやムラサキ(紫)ケマンがあり、白いのもケマンだと云うから紛らわしい。エンゴサクもいろいろな色があるようで、シンプルに色で区別できるわけでもない。
ネットでいろいろ読んでみてもハッキリしない。葉っぱまで注意して見ていないけど、なんとなくこんな区別でいいのだろうか?
ケマン: 茎から等間隔で花が出ている。花は地面と並行。
エンゴサク: 花が1ヶ所に密集している。花はやや垂れ気味で尖端がキュッと上にカーブ。
<2024.4会津駒ケ岳の登山口付近にて(青、白、黄色)>
<2024.4弥彦山の裏登山道にて>
<2025.4三河・野田城址の近く>
<2025.4埼玉・仙元山の麓にて(紫、白)>
弥彦山の水色はエンゴサク、他は殆どケマンだと思う。が、自信はないのでここはやんわりと書くのに留めたい。
※初めて見つけたのは2020年春の大月・むすび山だった
※スイスの黄色い花も似ているけど、形状も季節(7月)も違う
※筒型をしている花の構造はミツマタ(樹木)と似ている