2025年3月末のマンダレー地方を震源とする地震の映像は悲惨なものばかりだ。まず入ってきたのは通信事情がいいバンコクで建設中の高層ビルも潰れていた。翌日になるとミャンマー(旧名ビルマ)で黄金のパゴダ(仏塔)が崩れている映像などが伝わってきた。街中の混乱の様子を見ると、アジアの最貧国と呼ばれた国であり今も軍政下にあって彼らの生活は大変だ。1日も早い復興を祈念したい。

 

もうかなり昔になるが、2002年末から2003年正月にかけてヤンゴン(旧名ラングーン)とマンダレーを旅したことがある。パガンも歩きたかったが時間の関係でそこまでは行けなかった。

 

以前に一度だけそのブログを書いているので、本日はマンダレーで撮った写真を何枚か紹介していく。Compact Flashには大量の写真が残っているはずだけど、たまたまPCに保存していたのは子供たちの写真がメイン。

 

<マンダレーの涅槃物の前で(2)>

 

 

<マンダレー郊外で(2)>

 

 

<緑豊かな小径でリクシャーと仏僧>

 

<マンダレーからヤンゴンに戻る列車にて>

 

頬に塗っている白い粉は日焼け止めのタナカ。こうして当時の写真を振り返ってみると、1月にしてはみんな総じて薄着だな。


旅ノートが手元にないので細かな文章をこれ以上は書けない。


※2021年に書いた弊ブログ

 

この場を借りて、上記ブログをベースに他サイトへ追記した文章から抜粋して紹介する。

 

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【インフレ】

ミャンマーは決してハイパーインフレの国ではなかったが、外国人プライスは存在する。それは普段あまり意識しない、と言うか短期の旅行者にとってやり過ごすしかないモノだ。でも、ド田舎に行くとあまりの安さに驚く事がある。

確かマンダレー郊外だと思ったが、渡し舟がもの凄く安かった。正確に覚えていないけど、電車が1000円なら、船が1円くらいの価格差だった。前者は外国人プレミアムが乗っかっており、後者は地元の住民も日々往来に使っているものなんだろう。橋が架かっていなければそれを使うしかない。こんな所で二重経済が見えてしまう。勿論、それを批判するつもりはない。例えば中東・ヨルダンの遺跡とかで外人は有料、でもアラビア文字が読める人は無料なんて類もあったし、それはそれで構わない。

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【木製の読書台】

アウンサン・マーケットの店先に並んでいた読書台(でいいのかな)が気になった。木の板を2枚組み合わせた簡素なもので折り畳めば本と一緒に抱えて持ち運びできる。ただ、如何せん土産として持ち帰るには嵩張るので諦めた。

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【中州の寺院】

ヤンゴン郊外で川の中州に建てられた寺院に行った記憶があるくらいだ。

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【マラウィスタイルのカレー】

この旅でも安宿を彷徨っていたけど、1泊だけシャングリラ系のトレーダーズホテルに投宿した。ここの朝食で出されたカレーがあまりに美味しくてビックリ。市井のミャンマー風カレーとは全く違うもの。マラウィスタイルのLentil(ネギ)カレーと書かれていた。当時はLentilって単語を知らなかったし、ネギの姿形もなかった。でも、トロミも付いていて上品な味わいで、ついお代わりしてしまった。

その数年後に旅先を決めあぐねていた時、カレーの味だけを動機にしてマラウィに行こうと思った事がある。同国はタンザニアの西側に位置する内陸国。当時は「地球の歩き方・東アフリカ編」に同国の章が設けられていたけど、どこを探してもカレー情報は見当たらなかった。なので、東京のマラウィ大使館に「ネギが入っているカレーが美味しいオイシイと聞いたけどどうですか?」と電話で訊いてみたけど、何ら情報を得られなかった。川に棲息している吸血虫とか怖そうだし、もうその頃には西アフリカの内陸国(マリ)とか南のナミブ砂漠をリアルに歩いていたので、またまた改めて怖いモノ見たさでブラック・アフリカを再訪する気も萎えており渡航は見合わせた。

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ちなみにさっきGoogle検索したら間違ったことを教えてくれた。ミャンマーの首都はヤンゴンじゃなくてネビドーだ。大丈夫?


<Google先生>