今年の夏は6月下旬から9月までで括ってみた。今年は下界の暑さが山を駆け上がってきていたのか、稜線でもとかく暑かった。1リットルの水を飲み干すし、小屋に着いたらポカリを1本一気飲みするとか喉がカラカラだった。
本当なら8月にもう一度ヤマに行きたかったが、柏原新道で熊とニアミスしたこともあって、雲の平にチャレンジする気が萎えてしまった。それと、雨予報が続いてなんだか天気が読めなくなったのもウダウダ躊躇した一因だった。その分、9月になってなんとか3回出掛けられた。
(1)登山ログ
6月:八方尾根(扇雪渓あたり迄)
<手前は八方池> ※フジ「マウンテンドクター」のロケ風景はこの界隈
6月:栂池自然園
<シラネアオイ>
7月:岳沢小屋まで
<岳沢テラス>
7月:浦佐から船を使って入山する尾瀬
<尾瀬口船着場バス停>
8月:鹿島槍ヶ岳
9月:西岳(八ヶ岳の編笠山の西側)
<西岳山頂にて>
9月:早池峰山
9月:燧ヶ岳
<三平下から見た尾瀬沼と燧ヶ岳>
(2)日本百名山
久々に日本百名山を数えてみたら、燧ヶ岳に登って41座。過度に数を意識するといけないけど、どことどこに登れば50座を達成できるかなど邪な皮算用をしてしまった。
※参考:弊HP
ある山小屋で背面にデカデカと赤石岳と描かれたTシャツを着ている男性と同室になった。話していると羨ましくなるけど、深南部の赤石岳に登る体力は持ち合わせていない。だいたい椹島登山口に辿り着くだけでも大変そうだ。
もちろん百名山は名山が揃っているけど、そこに拘らずに良さそうなヤマを探して登りたい。今年の山小屋で出会った人にオススメを聞いていたら、雪彦山(せっぴこさん:兵庫県)、鳴神山(群馬県)、毛無山(静岡・山梨県境)など知らないヤマが続々と出てきた。もう何年も前に教えてもらった守門岳(新潟県)も行ってみたい……。
(3)今夏に初めて知った高山植物
毎年ながら、まだまだ初めての花が見つかる。今年知ったのは以下の通り。
シラネアオイは名前こそ知っていてもリアルに見たのは今年が初めてだった。土壌が違うため、わずか1日の違いで八方尾根と栂池自然園で高山植物にかなり差異があるのに驚いた。それといつも実の姿ばかりお目にかかるサンカヨウの芽が伸びる時期を栂池で発見できたのも良かった。
6月:八方尾根(扇雪渓あたり迄)
・ハクサンダイゲキ
・シラネアオイ
・ムシトリスミレ
・ユキワリソウ(4月に越後の低山で見たのとは別物)
6月:栂池自然園
・エンレイソウ
・マイヅルソウ
7月:岳沢小屋まで
(なし)
7月:浦佐から船を使って入山する尾瀬
(なし)
8月:鹿島槍ヶ岳
・コウゾリナ
9月:西岳
(なし)
9月:早池峰山
・ナンブトラノオ(イブキトラノオより短い)
・ナンブトウウチソウ(カライトソウと似ている)
9月:燧ヶ岳
(なし)