旅の最終日、まだニュープリマスの街を殆ど歩いていなかった事に気付く。街の中心部に海岸線と並行に走っている道路が2本。それと隣り合うように遊歩道が伸びていた。コスタル・ウオークウェイだ。

 

<コスタル・ウオークウェイの中心部(3)> ※初日に撮影

 

 

 

既にデジカメは水没して壊れているので動かない。この写真は旅の初日に撮ったものだ。

 

このコスタル・ウオークウェイは、海岸線に沿ってずっと続いている。ちょうどi-siteから道を挟んだ海寄りに川の流入口がある。

 

<日記帳に残っていたメモ>

 

ここをノンビリ歩くだけでも爽快な気分になれる。正直に言えばカヌー転覆の衝撃も冷めやらない中で、あれこれ悶々と考えていたのもホント。オハクニから戻った後でこの海岸線に沿って往復16kmくらい歩いた。先ずは北の端まで歩いてみる。ルートe,fがゆっくり歩いて80分くらい。崖が迫っていたり、川べりの公園にこちらも芝生が広がっていたり。海辺の宿らしき建物もあった。

その終点にあった橋がコレ。あばら骨が捻じれたような骨組みが綺麗にカーブしている。

 

写真が撮れないのが残念だったけど、歩くにつれて右手にMtタラナキ(Mtエグモント)が聳えているのが見えてきた。距離も近く迫ってくるものがある。オハクニからこの街に戻ってくるバスの中でもこのヤマを仰ぎ見ていた。

 

<コース北端にある捻じれた橋(パンフレット)>

 

街中心部のi-siteまで戻って今度は南の端まで歩く。ルートa,cは1時間くらい。港まで行きつくとシーカヤックを発見。カヌー転覆事故から僅かに3日後の事だった。まだ日も浅いと言うのに懲りない。やっぱりパドリングしたいのだ。

 

小さな湾の中を軽く2周くらい周回する。海底が透けて見えるくらいの場所だったので転覆して困るほどのリスクはない。仮に転覆しても足が付きそうな浅瀬だった。気持ちを落ち着けるように1時間くらい漕いだ。

 

*

翌朝、ニュープリマスからオークランドに国内線で移動。つい昨日歩いた海沿いのトレイルが眼下に見えた。海の色は海岸沿いがエメラルドグリーンに、沖合にいくとコバルトブルーに輝いていた。デジカメは動かないし、以下のメモは代わりに書いたものだ。カタカナ地名を正確に覚えていないのでMtタラナキをMtタオラキと記しているのはまあご愛嬌だ。

 

<日記帳に残っていたメモ②>