世間では日経平均株価が34年振りに38915円の高値を更新した。それは喜ばしい事。私個人は30数年ぶりに嬉しくないモノに当たってしまった。

 

生ガキは美味しいけど確実に当たる体質なので注意しているつもりだった。鳥海山から下山して鶴岡の温泉宿に泊まった晩とか鳥取を夏に旅した時など、夕食に岩ガキが付いてくる。冬のカキと違って大振りでいかにも美味しそうなんだけど、あれも下げてもらうしか術がない。親切な宿だと事情を話すとカキフライにしてくれることもあった。

 

他方でカキフライ、カキのグラタン、カキ鍋、カキのバター焼きなど生ガキでない牡蠣なら何でも普通に食べている。

 

※参考:牡蠣をバター焼きにしてみた

 

2月某日、都内でカキとほうれん草のパスタを食べた。クリームソースでまろやかな感じ。これまでも偶に入店しているパスタ屋さんなので、普通に食べたいものを頼んだ。供された皿には大振りのカキが3つ。食べ進むとほうれん草の間にあと3つ隠れていた。どのカキもプリプリしている。一瞬、ちゃんと火が通っているのか心配したけどもう遅い。もう食べ尽くしてしまった。

 

(お店に迷惑があってはいけないので写真は割愛)

 

で、2日後の夜、なんだかムカムカしてきた。そう言えば昼間だるかったような気もする。うん? まさか……、と頭をよぎったがそれ以上考える間もなくトイレに駆け込んだ。カキが当たる時はいつも2日後だ。ただ最初に当たった時は生ガキが原因だとは分からなくて、二度目の失敗を繰り返した。3度目は絶対にない、そう信じていたのにまさかフライパンで軽く煽っただけで火がしっかり通っていなかったのだ。

 

嘔吐して下痢して、のどがカラカラに乾いて甘いジュースが飲みたい。でも飲めば第二弾が襲ってくる怖さですぐには呑めなかった。水分が欲しいし、桃のジュース(不二家ネクター)か100%のオレンジジュース(ポン・ジュース)などトロッとしたのが飲みたかった。

 

先ずは氷アイスでのどを湿らせて我慢する。どうにか動けるようになってからコンビニへ買い出しに行ったのだが、そうしたひと昔前には普通に売っていたような甘ったるいジュースが見当たらない。どうして!

 

代わりに並んでいたのはビタミンとか栄養面を売りにしたジュースばかりで、不健康な甘さに需要がないのか。トロピカーナ・ジュースも昔は果汁70%くらいで濃かった筈なのに、いつの間にか16%と大幅ダウン。これにも参った。

 

その後も腹部の鈍痛と膨満感が5日ほど続いて苦しんだ。

 

火が通っていると思ってもやっぱりカキには要注意!