旧道の入口に登山届のポストもあったけど、ここから先は片道30分なので大丈夫だろう。ゆっくりしていると冷えてくるので石段を上がっていく。

 

<石段が出てきた、ここから旧道「塩の道」>

 

 

雪は石畳の上に薄く乗っかっている程度なので、急いで登るとどこかで滑りそうな感じもする。やっぱり夏道で歩いていない場所は時として不安になる。

 

<雪の下にある石畳がのぞく、信玄の腰掛岩>

 

 

因みに、水窪の常光寺山には家康の腰掛岩があるらしい。常光寺山も気になる存在だけどまだいけていない。NHK「どうする家康」で阿部信玄がわざわざ三遠の山奥まで松潤家康に会いに来たシーンがあった。もしかして阿部信玄がやってきたのはもしかしてこの峠の近辺、この腰掛岩の周辺だったんだろうか。

 

<木の橋を渡っていく(2)>

 

 

木の橋を3つくらい渡って、少しずつ高度を上げていく。まあ、僅か300mくらいなんだけど、舗装道路でそこそこ登っているのでそんなに負荷はないはずだ。

 

ここは太平洋から信州に続く塩の道。それにしても、こんな峠を越えて相良町の塩を塩尻まで運んでいたのか。改めて往時の運送業って大変だったんだろうと思う。この日は足神神社からスタートしたのでチェックしなかったが、その手前に「サバ地蔵」なる碑もあるらしい。若狭と近江・京を結ぶルートに鯖街道が何本も通っているけど、ここでも魚と言えばサバなのか。

 

<足神神社~青崩峠イラストマップ>

※出典

ttps://www.misakubo.net/%E8%A6%B3%E5%85%89%E6%83%85%E5%A0%B1/%E5%B1%B1%E7%99%BB%E3%82%8A%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%97/4-%E7%86%8A%E4%BC%8F%E5%B1%B1/

 

途中で、建次茶店で凄惨な事件があったなんて案内板も立っていた。運ぶのも大変なら、茶屋を営むのも大変な苦労だ。

 

<青崩峠まであと5分>

 

さて、峠はどれくらい雪が積もっているのだろうか?