このシリーズは市町村ごとに書いていくものだが、本日は例外として電車ネタ第2弾。遠州鉄道でブルーの家康号を見つけたので、その写真を紹介したい。
遠州鉄道はJR浜松駅そばの新浜松駅から西鹿島駅まで南北に結ぶ路線だ。天浜線が昭和気分でのんびり観光できる線路なのに対して、こちらは主に通勤通学の利用者が多いようだ。
<家康号の外装(3)>
家康号は水色の車体に浜松市のキャラ「家康くん」と三葉葵の家紋がペイントされている。「家康くん」は楽器にみかんにうなぎと地元産品をてんこ盛りにしているのでゆるキャラとしてのセンスは微妙なんだけどな。
大御所をデザインしたゆるキャラ「家康くん」ってホントに相応しいものだったのかって、毎週毎週、大河ドラマで若々しい家康を見るにつけ疑問に思ってしまう。征夷大将軍だって大御所だって、かつては若かった。その勢いが伝わる方が良かったかも知れない。
ちなみに遠州鉄道のチャージは気前が良かった。SUICAやPASMOに1000円入金しても1000円しかチャージされない。これは東京に住んでいると当たり前の事。でも遠州鉄道のICカードならしっかり1100円分チャージされていた。かつて回数券で1枚追加交付されていた、テレホンカードが105度あるのと同じ感覚なのだ。
ここで過去形にしたのはコロナ禍で全国の公共交通機関で経営悪化が懸念されたけど、それと同様の事情なのか現在では1000円分に変更されているため。こうなると、SUICA、PASMOと相互利用できないのが気になってくる。
<こちらは紫色の内装>
電車の内装はゴージャスに見える。このほかにも、バスやタクシーでも「家康くん」キャラで大河ドラマを後押ししているらしい。金色タクシーは1台だけと言うからかなりレアな存在だ。
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ラッピングのデザインは、水色をベースに徳川家の家紋や「徳川家康公ゆかりの地浜松」の文字、市マスコットキャラクター「出世大名家康くん」を描いた。話題づくりとして、タクシー1台はベース色を変えて「金色バージョン」にした。
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※出典
https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/1133512.html
話は変わって、こちらは2017年の大河ドラマ「おんな城主 直虎」の頃に作ったであろう赤いペイントの直虎列車。今も現役で運転している。こちらでは寅のシッポが付いた直虎ちゃんと家康くんが並んでおり、デザイン的なセンスはこっちの方がいいかも。
<井伊直虎号の床面、外装(2)>
遠州鉄道は今年で80周年になる。
<80周年ラッピング車両>
ちなみに天浜線(国鉄二俣線)は1940年に全線開業しているので83年目。
※参考:天浜線の「どうする家康号」