3日目: 涸沢小屋(7:15)→横尾(10:00)→上高地(13:10)
脚力に自信がある人ならわざわざ涸沢に2泊しないでそのまま上高地まで降りるんじゃないか。私には涸沢泊まりが必須だった。でも、そのお陰でこの日の朝はイイ感じでモルゲンロートを拝めた。かつて涸沢に来たのも含めて、涸沢4泊で初めてのモルゲンロート。
<朝焼け、即ちモルゲンロート>
小屋のテラスで年配男性2人組と話す。そのうち1名がどこかのヤマで登山中に走っていた(かなり若い時なのか)らクマがドンと当たってきたと昔話をしてくれた。首と胸元をグサリとやられて皮がベロリ。自力で下山して病院へ行き、太い血管の損傷はなかったため大事には至らなかったとか。私も2022年と2024年に北アルプスで遭遇しているだけに一層注意しなくては。
奥穂高岳に登った事で、ようやく涸沢カールから見た山々を同定できるようになった。涸沢小屋から前穂を正面に眺められ、右手に見えるのが奥穂や涸沢岳だ。コルに穂高岳山荘の屋根も僅かに見えるようだ。
名残惜しく小屋を振り返る。いつか北穂高岳にも登ってみたい。
<涸沢小屋、北穂>
動画を撮ってみる。
<テント場の少し下から眺める涸沢全景>
あとはサクサク降りていく。
<Sガレ、赤い実>
横尾まで下山してひげそりと歯磨きする。この先はノコンギク、アキノキリンソウ、トリカブト、ゴマナ、コウシンヤマハッカ、カニコウモリなどが咲いていた。サラシナショウマも所々に群生。
<サラシナショウマ、徳澤園のカレー>
徳澤園は泊まるばかりで、カレーを食べたのは初めてだった。風呂に入りたいけどここは我慢。無事、上高地に到着した。