●TBS「VIVANT」

【7/30放送】バルカとモンゴルの国境域でまたバルカ警察のモンゴル男が追いすがってきた。彼はなかなかシツコイ。日本に戻ってからはなんか普通の「半沢直樹」モード。でも、役所広司がバルカにいるので今後も海外ロケ・シーンが楽しみ。

 

あと、眠ったままラクダに跨っていられるんだろうか。これはおよそ真似できない。かつて、ヨルダンのペトラ遺跡で荒地を奥地まで登り切ったところで「下りはロバに乗れ」と誘われた。ラクだと思ったのだ。いざ乗ってみるととんでもない。すぐ右手が崖になっているルートを平気で下り始めた。これってドンキーが一歩でも踏み誤れば大怪我しそうだ。おかしな妄想が始まると気分悪くなって「降ろして!」と頼んで、その場にへたり込んでしまった。

 

<2008年のペトラ遺跡のロバ使い>

 

【8/6放送】やっぱり堺雅人が主役だったのかと納得。

 

【8/13放送】堺雅人の過去が暴かれていく。と同時に役所広司と繋がって物語の大枠がようやく掴めてきた。「半沢直樹」バリの堺雅人だが、家族の絞首刑を見せつけてまで脅すシーンは過剰では。ちょっと引いた。

 

【8/20放送】序盤と比べて、明らかに堺雅人が主役になってきた。対する阿部寛らの行動はちょっとbehindしてきた。暗号めいた数字をQRコードとして読ませるのって確かにありそうだな。読み解くのに発想の転換も必要。

 

●NHK「どうする家康」

【7/30放送】伊賀越えがしっかり描かれたのは丁寧。いつか国越えのルートを歩いてみたい。登山ルートになっているか調べてみよう。伊勢国はヒルがいるので早くとも晩秋以降になるんだけど。

ひょっこり登場した本多正信に救われた家康。彼は主君を主君とも思わぬ発言を繰り返す。でも、正信のお陰で助かったのもホント。これで遠江の家康の下に帰参できる目処がたったな。

 

【8/6放送】賤ケ岳や北の庄の戦い、ここでもお市と家康を絡ませる必要があるのか。そもそも柴田勝家より勇ましいお市ってピンと来なかった。この日の主役をお市に仕立てたかったとしても、そういう事をするたびに主役と家臣団が霞んでしまう。勘弁して。

 

【8/13放送】徳川家臣団の中でも本田平八郎忠勝は藤岡弘がNHK「真田丸」で演じていた役が記憶に残っているし、井伊直政はNHK「おんな城主・直虎」の菅田将暉の印象が強い。それに対して、これまでのところ自分の中で最も地味なのが榊原康政。突然画面に割り込んできた他家の人物にスポットライトを当てて1話を盛り上げようとするよりも、家臣団1人1人にキチンとしたキャラ付けをしてあげて欲しい。

 

【8/20放送】徳川家臣団が急に強くなったアピールを醸し出してきた。瀬名と信康の死が家康を変えたって証なんだろう。榊原康政が小牧長久手で城を固めたのが描かれたように、若輩者の井伊の赤備えについて旧武田家臣との統率でどんな苦労をしたのかなどエピソードを加えて欲しかった。直虎がやけにシャビーだっただけに、回想シーンは柴崎コウに特別出演してもらうのがベストだったんじゃないか。

 

そろそろ重臣・石川数正が出奔する時期だ。江原真二郎が演じたのは遠い昔。数正出奔は歴史的に謎なので、ここだけは今年のワガママ脚本に期待したい。

 

●テレ朝「シッコウ」

古いと云われようが、やっぱり織田裕二がいい。織田裕二は能天気に明るい役(ex.フジ「お金がない!」)とどこか寂しさを抱えた役(ex.TBS「あの日の僕をさがして」)の両方があるけど、どっちも好き。

 

●フジ「転職の魔王様」

主人公の過去も絡めていい展開になっている。

 

●フジ「この素晴らしき世界」

これコメディとしては上手く成立していると思っていた。けど、ここ2回ほど社長の孫のお守りシーンが多くて、テイストが変質してきている。NHK「はっさい先生」の活躍を見るのはほぼ初めて。

 

●NHK「らんまん」

このところ長屋で苦労している万太郎。これが朝ドラの基本、あまりに順風満帆だと応援したくなくなるのでコレでいいんじゃないの。

と思っていたら、弥之助のお陰でいきなり300円が転がり込んできた。