(1)TBS「VIVANT」

第2話もハラハラ・ドキドキさせてくれた。いい出来。そして、砂漠好きとしてはとても満足!

 

この脱出劇を見ていると、阿部寛がハマり役でこっちが主役じゃないかと勘違いする。UAEとかで見掛ける赤白の布を頭に巻いた姿も似合っている。

 

堺雅人はこれまでのTBS「半沢直樹」や大河ドラマ「新撰組!」におけるリベンジに燃える男や冷静な策士ではなく、頼りない役柄だ。それを補うように、内心の葛藤を表そうとしてもう1人の自分と対面させている。

 

檀れいの裏切りも見事だったけど、やはり圧巻なのは3人の逃走劇。砂漠は綺麗だけど、キツイんだよな。いつだったかUAEで暗くなってからTAXIに乗ったら外気温37°と表示されていてビックリ。あの国では博物館や銀行に昼休憩があったけど、熱帯化してきた日本もそろそろそれに倣った方がいいんじゃないか。

 

前回に続き、モロッコ・メルズーカ大砂丘の写真をもう1枚。

 

<2017年のモロッコ>

 

砂嵐が襲ってきたらひとたまりもない。ドラマでは堺、阿部など4人が砂に身を隠して嵐を凌いでいた。私も中国・敦煌郊外の砂漠にて2日連続で吹き付けられて、その後1ケ月ほど鼻ものどもグタグタになって困った経験がある。

 

<2012年の敦煌>

 

レンソイスでは細かな砂がデジカメの隙間に挟まって動かなくなってしまった事もある。

 

<2005年のブラジル・レンソイス> ※再掲

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あと、第2話に出てきた岩砂漠も好きなんだな。砂丘の方がビジュアル的にもいいんだけど、こういう所でテント泊したのもいい思い出だ。夜中の岩はゴツゴツした漆黒の岩陰となり、星月に照らされた空はやや淡くてそのコントラストが360°広がっていたのを覚えている。

 

<2008年のヨルダン・ワディラム>

 

※その他の砂漠旅

 

(2)NHK「どうする家康」

【7/23放送】今回は信長を主役に仕立ててきた。本能寺の変だから構わないけど、回想シーンが多すぎる。しかも、今回の大河ドラマで信長の幼少期を描いていないので、ここで信虎(藤岡弘)が登場しても視聴者としては信長の苦悩に共感しづらいな。

 

一度は「信長をヤル!」と決めた家康も、結局は萎えてしまい緩い落としどころでガックシ。家康の決意を鈍らせるために、堺でお市の方を登場させるのはいくらドラマでも反則ではないか。

 

次回の伊賀越えは見たい。けど、ムロツヨシがいい具合に嫌な秀吉を演じているだけに秀吉時代はあんまり見たくないな。早々に五大老五奉行時代に飛ばして欲しい気分。

 

(3)その他の連ドラ

テレ朝「シッコウ」、フジ「転職の魔王様」が好き。その他は省略。