春は3月のニラバナ、4月のタツナミソウ、5月のニワゼキショウ、ユキノシタ、そしてドクダミと順繰りにやってくる。
<シャリンバイの新緑>
昨年と比べて、ヒマラヤユキノシタの花が減ってきた。付近を覆っていた雑草(正しくはヤブランとドクダミ)をバシバシ引き抜いていくと、ヒマラヤユキノシタの根が盛り上がってヨコに広がっている姿があった。場所によっては地面からせり上がって宙に浮いている部分もある。茶色なので根だと思っていたけど、もしかして茎なのか。日当たりも良くなったし、これで元気になってくれるといい。
<ヒマラヤユキノシタの根(3)>
ヤツデの新芽を空いた場所に植替えたのだが、根が少なくて枯れ気味。枯れかけた葉は全滅してその代わりに新しい葉っぱが伸びてきてくれた。
<ヤツデの植替え直後、1~2週間後に新芽を発見>
今年はタツナミソウの花が広がってくれたのが嬉しい。昨年、春に白い小花を咲かせる紫色の雑草をバシバシ草取りした効果かも。
<今年のタツナミソウ、紫色の雑草>
他にも邪魔な雑草でホトホト困っている。とてもNHK「らんまん」の槙野万太郎(牧野富太郎)みたいな心境にはなれない。抜いても抜いても繁殖力が旺盛なので、イタチごっこに負け気味なのだ。
<根が絡まった謎のシダもバンバン繁殖(2)>
雑草はとかく逞しい。ドクダミなど地下茎が張っているのは厄介だ。トゲの痛いのが繁殖してくるし、抜いた箇所には新顔も出てくる。
<地下茎が根を張る雑草、トゲが痛い雑草、新顔の雑草>
と、ここまでは4~5月の様子。
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6月頭、台風2号の豪雨の後で珍しいものを発見した。1つはボケの実。枝が伸び放題になっていて、トゲに当たると痛いので初めて剪定してみた。切っていくと葉の陰に隠れて緑の実が3つもなっていたのだ。これは嬉しい。ちょうどスモモと同じくらいの大きさで硬い。ネットで調べてみたけど、ウチは時期が早いなあ。
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ボケはバラ科ボケ属に分類される植物で、漢字では「木瓜」と表します。3〜5月に赤や白、ピンクの花をつけ、9〜10月頃に実がなり、その頃に旬と収穫時期を迎えます。
ボケの実はカリンと似た形が特徴で、熟してくると甘酸っぱい香りが楽しめます。もともとは、実を乾燥させ漢方薬として使っていたといわれています。
生のボケの実はかたく苦味や酸味が強いため、そのまま生で食べることはおすすめできません。ジャムやはちみつ漬け、シロップ、果実酒などに加工するとよいでしょう。
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※出典
https://delishkitchen.tv/articles/1492#contents2
<ボケの木に実>
もう1つは黒いキノコが生えていた事。4~5cmくらいで不気味な存在。ドクダミの花も終わってきたので草取りしていて見つけた。余程ここの土地が湿っていて水はけが悪いって事だろう。
<黒いキノコ>
最後は6月の花で締めよう。ギボウシは以前に紹介しているので、昨年と違う場所に咲いたネジバナ、そして新顔の薄紫の花。最初は、雨が降り過ぎたために季節ハズレのヤブランの花が咲いたのかと思ったが、違うようだ。
<ネジバナ、ヤブランなのか>
※参考:2020春〜丸1年その姿を追ってみた