登山日: 2022.2.下旬

行程:JR河毛駅(11:35)→追手道入口(12:15)→本丸(13:40)→大堀切の先は断念(13:45)→JR河毛駅(16:05)

 

2022年1月の初めての滋賀県(打見山)に気をよくして、その翌月にまたまた琵琶湖のほとりに向かう。


初日は浅井長政の小谷城、小谷山に登るべく、長浜のちょっと北にあるJR河毛駅で下車。前回琵琶湖を反時計回りにJRで回った時に虎姫駅とこの河毛駅でいかにも冬山登山の人が下車するのを見掛けたため、2月の第一ターゲットここに決めた。

 

<小谷城址にて>

 

駅前には浅井長政とお市の像が並んでいた。武将の銅像と言えば、馬にまたがった勇ましい姿が定番ながら、ここでは夫婦揃っての座像。

 

<JR河毛駅、浅井長政とお市>

 

 

ちなみに今年の大河ドラマのサイトで浅井長政を紹介。

https://www.nhk.or.jp/ieyasu/cast/azainagamasa.html

 

駅構内には大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」の写真が展示されていた。宮沢りえ、水川あさみ、上野樹里の3姉妹ショット。あの大河ドラマは殆ど見てなかったけど、宮沢りえって昨年の「鎌倉殿の13人」の悪女が初めてではなかったのか。浅井夫妻を演じていた時任三郎と鈴木保奈美って、時任三郎が穏やかな顔つきになってきたのでいい配役だったんじゃないか。

 

<2011年大河ドラマの浅井3姉妹>

 

東側正面に小谷山が見える。標高495mなので1月の打見山より低いし雪でも登れるだろう、そのくらいの軽い感覚で登山口に向かう。北国街道とか郡上宿については調べてからどこかで書きたい。

 

戦国歴史資料館で地図をもらっていざスタート。が、追手門コースはいきなりのトレースなしか。おそるおそる踏み込む。

 

<山城の麓、追手道は林の中>

 

 

いきなり獣の足跡を発見。下界の雪はフカフカとシャリシャリが交互になっていた。

 

<シカかな、フカフカ>

 

 

ほどなくしいて視界が開ける。近江の国はどこにいても琵琶湖が望める。

 

<振り返れば琵琶湖、城址の前の広場>

 

 

さして標高差はないものの、そこそこ距離はある。踏み跡に沿って登っていく。場所によっては膝下近くまで雪に埋まる場所もあった。

 

<馬洗池、本丸>

 

 

本丸前の広場でトレースは途切れていた。その裏に回ると大堀切で、その向こうはモコモコの雪が降り積もっていた。雪面がグッと持ち上がっていて、大きな岩が隠れているかも知れず、転倒や踏抜きリスクもありそう。登り切って山頂に立ちたかったものの、夏場の感覚が分かっていないのでここで断念。標高ではおそらく495mの7割程度、350mで撤収。まあ明日も雪の戦国低山に登るのでここは致し方なしで構わない。

 

<大堀切、この先は断念>

 

 

この地図で見ると本丸は右側の中腹部にある。

 

<戦国歴史資料館にあった案内板>

 

あとで知ったのだが、小谷城のすぐ南側に虎御前山がある。浅井攻めにおける秀吉の陣が敷かれたとか。こちらは標高も半分くらいで、見知らぬ雪山としては登るのに最適だったのかも知れない。しかも2022年は寅年だったので登り初めとしてここに登る方が多かったようだ。