早稲田は12/25の早明再戦に勝って出場できた。12/初旬の早明戦をTV観戦した者としては奇蹟。親子2代でキャプテンを務める相良が復帰したのが良かったのか、試合を見ていないのでなんとも言えない。

 

●1/2準決勝

(京産大vs早稲田)

解説には日本代表の2人が登場。元代表の広瀬と山中が並んで立つと山中のガタイの良さが際立つ。FB山中って早大時代にはSOだったような記憶があるが格別目立った存在ではなかった。

 

正月ボケで漫然と見ていたせいか、両チームとも流れるようなボールの動きでスルスルと進行していたように映った。京産大はガタイのいい留学生を2人揃えてパワーで迫ってくる。これは不公平じゃないか、と思うのだが日本代表の試合では外国人パワーに頼っているのでそうワガママも言えない。

 

競り合いが続いたが後半27分、SO伊藤が腕を振って京産大のタックルを交わしながら内に切り込んでトライ。最終的に34-33の僅差でいい勝負だった。

 

<両校とも見慣れないセカンド・ジャージで対戦> ※TVより

 

(帝京vs筑波大)

こちらは関東大学対抗戦の1位と5位。5位のチームが1/2に国立競技場で試合ができるのはかなり稀。ラグビー・エリートと国立大学のフィジカルの違いは如何ともしがたかった。

 

●1/8決勝(早稲田vs帝京)

帝京が圧倒した試合だった。前半こそ僅差に付けていたものの、帝京の前に出る圧力は如何とも制しがたい。前半すぐに突進してノーホイッスル・トライを奪う。前半13分にも帝京FBの選手が2人掛かりのタックルで倒されたのにすぐさま立ち上がって前進。雪崩のように押し寄せる攻撃シーンだけが記憶に残った。

 

もちろん前に出ているからこそ、前半終了間際にも早稲田が味方に渡そうとトスしたボールが帝京の選手の手にスッと納まりトライ。アイドル状態になったボールも帝京の選手に吸い付くように転がったり、後半17分も早稲田SHのパスを帝京の選手がスパッとインターセプト。ボールにも意志があるようだった。

 

早稲田が一矢報いたのは前半17分に右ラインアウトから左に流して大外のWTBが左隅にトライを決めたシーンなど、僅かな時間のみ。もう練習試合のノリで73-20と帝京が圧勝。

 

<前半17分、試合後の勝者> ※TVより