先日3/7、アントニオ猪木のお別れの会が催された。そのニュースが一般紙の社会面や政治面でなくスポーツ面に載っていたのはある種の驚き。
NHKサイトでもスポーツに分類してくれた。これってプロレス市民権が得られたって事だと信じたい。
<新日サイトより>
今日と明日は年末に放送された猪木関連のTV番組について。先ずはNHKから。
10月下旬に放送予定だった猪木の追悼番組が年末ギリギリ12/29になってようやく放送された。桑子アナの番組「クローズアップ現代」に次ぐNHKの番組。見逃してしまったので、後で見逃し配信を見てみた。
「市民権」と共に猪木ワードで猪木の凄さを物語っているのが「風車の理論」だった。この言葉、久々に思い出してしまった。自分がただ単に圧倒して勝てばいいのではない。
対戦相手の良さもキチンと引き立てる、自分はその技を正面から受ける、耐える、そして一瞬のチャンスを逃さず勝つ。プロレスは八百長ではないけど、興行としての側面もあるので互いを引き立てる事は市民権の獲得にも適っている。私は「風車の理論」をそんな風に理解していた。
<NHKより>
NHKの画面に登場したのはビック・バン・ベイダーだった。えっ、ベイダーなの? NHKは猪木の好敵手としてどうして彼を選んだのだろうか。自分だったら、間違いなくハンセンかブロディ、あるいはT・J・シンの映像を見たかったな。
ジャイアント馬場との不仲説があった中で、この番組では猪木が馬場に借金を頼む間柄であって仲は良かったのだと証言していた。不仲説を撒いておいた方が全日本/新日本とも盛り上がるのでそれはそれでいい。
藤原喜明のインタビューをTV画面で見たのは初めてじゃないか。相変わらず不敵な面構えをしているな。猪木が常に相手を元気にするように接しているのと、全くもって対照的な顔つきだ。
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この道を行けばどうなるものか。
危ぶむなかれ、危ぶめば道はなし。
踏み出せばその一足が道となり、その一足が道となる。
迷わず行けよ、行けばわかるさ。
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これって、前向きな決断を続けてきた猪木の生き方そのものなんだな。イラクの邦人救出劇の真相を知らなかったけど、最近どこかのTVで再現ドラマを見てその行動力に驚かされた。
改めて偉大なアントニオ猪木を振り返ってみた。
※参考: 2022年10月にAmebaに投稿した記事は、弊旅のHPに番外編としてアップしています。