かつて八幡平を歩いた時にどこかの温泉宿に泊まった。そこで見つけたパンフレットで「裏岩手縦走路」の存在を知った。標高差があんまりなくて歩きやすそう。ただ、1日で歩き通すにはいささか長いな、と思っていた。
もう1つ気になる存在だったのが、JR盛岡駅に貼ってある大きな広告。紅葉で真っ赤に染まる三ツ石山の写真だった。あれこれ秋の山を歩いてみると、紅葉や黄葉が綺麗なのは圧倒的に東北地方だと分かる。
例えば、10年以上前に見た十和田湖は深紅の紅葉だったし、蔦温泉の黄葉も見事だった。鮮やかさで言えば岩手・宮城・秋田の県境にある栗駒山に驚いた。ただ、ここは10月に須川温泉から歩いても紅葉がとっくに終わって淋しい。9月中旬にリベンジしてみると、もうホントに燃えるような赤のじゅうたんが広がっていた。
なので、2021年の紅葉登山は三ツ石山と裏岩手縦走路に決めたのだ。しかも栗駒山を2度歩いた経験からして、まだ早いと思ってもやっぱり9月中旬に出掛けた方がいいと思い、早々に東北新幹線に乗った。これがもう大当たり。
※参考:2021年の先出しブログ
初日は網張温泉に泊まる。到着したのが夕方だったので、30分ほど宿の周辺を散策して、明日に備える事とした。
<センブリ、岩手山に続く稜線>
<まだ新緑みたいに明るい、オオカメノキ、バイキングのローストポーク>
休暇村のすぐ脇からリフトがあるので、ラクに標高を稼げる。
<リフトで楽々(2)>
ここのナナカマドは背が高い。いつも信州で見掛けるそれとは全然違う。これって標高の差もあれば風の強さも関係しているのだろうか。
<ナナカマド、焦げたリンドウ、黄色い花>
この旅では、ザックリこんな感じで歩いた。
初日:網張温泉の周辺
2日目:網張温泉リフト上→大松倉山→三ツ石山→松川温泉
3日目:藤七温泉→畚岳→八幡平バス停
<旅の途中で入手したパンフレットから抜粋>