2日目: (前回記事を参照)

3日目: 西穂山荘(6:55)→新穂高ロープウェイ(8:10)

 

<焼岳との分岐、山荘を発見>

 

 

上高地(標高1500m)から西穂山荘まで800mほど登ってきた。分岐まで誰とも会わなかったし、なかなか地味に疲れる登山道だった。

 

この日はここで1泊。山小屋の食事は甲乙いろいろあるけど、西穂山荘の食事は美味しい。食いしん坊なのでそうした記憶はしっかり残っているのだ。今日は鶏の竜田揚げだった。コロナ禍なので、交互に1つずつ空けて座る。斜め向かいの女性は、この日の朝に焼岳から登って来たとか。それだけではない。明日の天気がダメそうなので西穂山頂も今日のうちに極めてきたって、なかなかパワフルな山ガールだ。

 

<西穂山荘(2)>

 


因みに独標は以前に登っている。この時も、西穂山荘の写真は雨模様だった。よく見ると岩に立てかけられている山荘の看板にイラストが入って新調されている。

 

※参考:2018年の西穂独標

 

翌日は雨。これでは独標まで行く気はなかった。雨で滑ったりコケたりしそうなので丸山まで行く気もなかった。素直に降りよう。

<素直に下山(2)>

 

 

「冬期登山道」と書いてある。ここってロープウェイがあるから、雪山でも比較的ラクにアクセスできるんだな。冬はたいてい八ヶ岳に登っているから、そろそろこっちに進出してもいいかも、そんな計画も立てられそうだ。

 

<この日は小雨で視界は乏しい(2)>

 

 

そう、ここに微かに読める「双六岳2860m」に登ったのはあれから1年後、2022年8月のことだった。この山行でクマに遭遇したのだ! そして今年9月には西穂高岳を通り越して奥穂高岳に登った。

 

※参考:Ameba記事2本をまとめて、高山植物の写真もちょっと足しました。

 

※参考:こっちもまだ速報段階


今回の登山は一体なんだったんだろう。どこかのピークを極めた訳でも何でもない。山小屋で2泊して、ビール呑んで帰って来ただけじゃないか、そう問われたら「はい」としか言えない。

 

まあコロナ禍にマスクで呼吸を圧迫されないでのんびりヤマを歩けたんだからそれで十分なのだ。そう自分を納得させた。