ゴールデンウィークが始まった。海外に行きたい!
イエメン旅行記を書いて旅HPにアップしたのは既報の通り。その後、大掃除をしていたら、昔の旅の記憶が出るわ出るわ、正に遺跡の発掘でもしている状況になった。そんな懐かしいものを見つけるたびに掃除の手が止まる。
そんな中で見つけたのが、2006年9月にイエメン旅行した際の機内誌。表紙の写真はアラビア半島のものなのか、自分にはかつて出掛けたナミブ砂漠に思えるけどやっぱり贔屓目なのか。
<機内誌より:表紙からして砂漠>
私はサナアからセイユーンに向かう途中でソコトラ島の純白の砂漠の写真を見つけて興奮が収まらなかったのだ。これからハドラマウト(シバーム)の泥マンションを見に行くと言うのに、落ち着きがなくなった。これはレンソイス(ブラジルの白砂漠)の再来ではないかと心躍ったのだ。ドラゴン・ブラッド・ツリー(竜血樹)も機内誌の写真で初めて知ったくらいだ。
<機内誌より:ソコトラ島の白砂漠>
もし宜しければお読み下さい。
<シバームのマンション> ※2006.9
シバームの泥マンションは必ずしも垂直な壁になっていない。手作り感があって嬉しい。以下は最近ネット検索したシバームの近況。
シバームのあるハドラマウト地方は雨が降らないので泥壁マンションがずっと崩れないで使われている。ただ、近年の地球温暖化の影響でイエメンの同地域にも水害が生じているとか。乾燥地帯に緑の植物が育つのは確かに良いことかも知れない。でも、長年の暮らしの営みを維持できなくなるのでは困った問題だ。
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2015年11月には観測史上はじめてイエメンにサイクロン(インド洋の台風)が上陸。それも1週間の間にチャパラとメグというサイクロンが立てつづけに襲来しました。その後も2018年のメクヌとルバン、2019年のヒカアとキアル、2020年のアルブと、毎年のようにサイクロンに襲われるようになりました。……(中略)……
シバームもアラビア半島最大のワディであるハドラマウト・ワディに隣接して築かれています。
過去、何度か洪水によって破壊された歴史があり、現在の城壁も1532~33年の大洪水の後、新たに築かれたものとなっています。……(中略)……
最近の洪水では町の4基の塔が破壊され、15基の塔が損傷しましたが、修復は行われていないようです。
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※出典