●ヘルスケア

(1)感染者数

国内では第6波の感染者数がpeakを付けた後、これまでのようにシャープに感染者数が落ち込んでこない。微分方程式の言葉でいうとこれまでと別の比例変数が介在してきたって事になる。他国よりも感染者数・割合は多くないから重積化が理由とも言えない。ステルスオミクロンなのか?

 

海外ではイギリスやデンマークなど感染率が高くなった国で規制撤廃に踏み切っているが、日本は感染対策が徹底しているためか感染率が低くて、皮肉にも自然免疫を得るには至っていないとか。この辺りの事情はグラフで確かめるのが判りやすいけど、生憎そんなグラフを見つからない。なので、こんな表を作ってみた。

 

<主な国の感染率>

先ずは気になる国を10ケ国ほどlist-upした。イギリスやデンマークは人口比で30~50%の人が既に感染しているって事。確かに他国と比較して蔓延speedが早かったのだ。もしかして、日本はまだまだ我慢が足らないのか、それとももっとおおらかに接した方がbetterなのか悩ましい結果だ。

 

<感染率:私が旅した島国>

https://www.worldometers.info/coronavirus/#countries


もう1つは小さな国もひっくるめて島国だけ集めてみた。因みにアイルランドなど他にも島国はあるのだろうけど、ここで挙げたのはいずれも実際に旅した国のみ。国際的な交流が多そうな国ほど感染が広がっているな。逆にパプアニューギニアの感染率の低さは驚異的。ジャングルで昔ながらの生活を営んでいるためかも。ニューカレドニアはフランスと、パラオは米国(グアム)との接点があるためだろうか。

 

(2)ワクチン接種に関する死亡者サマリ情報

先月まとめたので今月はお休み。私もそろそろ3回目の接種の時期だがこれは悩ましい。

 

(3)イーライリリー会長兼CEOのインタビュー記事

3/3日経新聞に掲載されていたもの。イーライ・リリーは米国の大手製薬会社。

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有機化学をベースにした創薬から、より速く確実な開発が可能なたんぱく質や核酸、m-RNAなどを使う新しいプラットフォームへのシフトが進んでいる。(中略)製薬会社は膨大な人数の科学者を抱えるが、多くは研究に従事するよりも学会に出たり企業訪問したりして、斬新なアイデアを探し回っている。

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日本の製薬会社は行動できているのだろうか。塩野義以外の大手も海外に研究所を設けているんだろうから、英語で情報収集して欲しい。武田も折角シャイアー社を獲得したのにモデルナの運搬だけでは名折れなんだけど。

 

●ヘルスケア周辺

(4)コロナ騒動は社会実験なの?

どこかで聞いたような、でもハッキリ覚えていない事。コロナ騒動は気候変動リスクが顕在化した時の予行演習じゃないかってどーいう事? もうこの2年で十分に生活に変化があって困っているんだけど。

 

(5)ウクライナ侵攻

ロシアのウクライナ侵攻に関してニュース番組もワイドショーも連日報道している。感染者数はそれほど下がっていないのに新型コロナ報道は激減してなんだかオマケ扱い。元々コロナ報道ってTV番組制作のネタの1つだったのかと穿った見方もできてしまう。ウウクライナ国民が避難する時にもあんまりマスクしていないし。


それに、震度6の地震ほどにはリアルな恐怖ではない。

 

(6)博報堂の調査結果

感染者数や重傷者数の動向と生活者の行動変化はさしてリンクしていない事に驚いた。2月の結果について「『生活自由度』は57.4点で、4か月ぶりに50点台に低下。 「不安」も「行動の抑制」も再び高まる」と書かれている。でも月次推移を追っていくと淡々と我慢して暮らす、そんな耐性ができているのではないか。

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