新型コロナについて定点観測で投稿しているもの。
●ヘルスケア
(1)感染者数
これは落ちる所まで落ちた印象だ。これは意外なスピードで収束したと言うものでもなく、上昇カーブと同様の曲線を描いただけの事だ。理由付けについては微分方程式で後述したのでそちらを参照。
(2)ワクチン接種で死亡した理由
7月と8月にも公的なデータをベースに加工した表をattachしており、その第三弾。今回は10/1付け厚生労働省(mhlw)サイトの文章を引用する。
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対象期間までに、ファイザー社ワクチンについて1,157例、武田/モデルナ社ワクチンについて33例の報告がありました。現時点では、ワクチンとの因果関係があると結論づけられた事例はなく、接種と疾患による死亡との因果関係が、今回までに統計的に認められた疾患もありませんでした。
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同資料の末尾に載っている「【別紙2】接種後死亡事例 死因別集計表」を、素人目線でもう少しcompactにまとめると次のようになる。ファイザー製に関しては前2回の計数との比較形式とした。尚、脚注部は前回の記事と変わらないので省略した。
<資料2-3-1(ファイザー)及び資料2-3-2(モデルナ)の末尾の表を加工したサマリ表>
※出典
の「令和3年10月1日開催の「死亡例の報告」ファイル」より
(3)ワクチン接種の死亡率
前項に掲げた表だけを見ると誤解しやすいのでもう1表追加した。まずファイザー製とモデルナ製では接種者の年齢構成が大きく異なる。ファイザーは50代以上の中・高齢者層がボリュームゾーンになっており副作用による死亡が発生しやすいと考えられる。また接種回数(1回目と2回目の合計)が大凡6倍異なるので、ファイザー製の方が死亡例のパターンも広範囲に亘っている可能性がある。
また、血栓の問題が懸念されていたため接種回数は圧倒的に少ないものの、アストラゼネカ製ワクチンで死亡者が1人も発生していない点にも注目しておきたい。
<資料2-7-1をベースにして年齢ごと製造会社ごとの接種状況と死者数を比較>
※出典は前項と同じ
(4)若者のワクチン接種に選択の余地
上記のような副作用の分析が進んだのか、ようやく10月中旬になって若者向けにモデルナ製ワクチンを回避する動きが出てきた。詳細は割愛。
<NHKサイトより>
●ヘルスケア周辺
(5)衆議院解散で総選挙になって
選挙モードに突入すると、与野党とも給付金支給とか調子のいいトークに終始する。本当に生活に困っている人が2度目の10万円支給であと1年暮らせる訳でもなく、こうした話は理解できない。
それよりも新型コロナをずっと「2類相当」に据え置くべきなのか引き下げるべきなのか、議論して欲しい。この基準を適正化する事で、診療拒否とか保健所の介在など矛盾が解決するのではないか。
<10/20日経新聞より>
(6)日次感染者数の推移をどう理解するのか
微分方程式を使った解説につき、以下リンクを参照。
(7)PCR検査の有効性をどう理解するのか
ベイズ推定を使った解説につき、以下リンクを参照。