先日、過去に海外旅行で買ってきた土産物の写真をまとめてHPにアップした。その中にある1つが、このトルコで買った大皿だ。


アンカラからカッパドキアに向かうバスが途中で陶磁器工場に立ち寄ったような記憶がある。で、こんな嵩張るものをなんとなく成り行きで買っていたのだ。直径30cm弱あるんじゃないか。でもまあ、青いのとアラブっぽい模様は綺麗だ。

<カッパドキアの大皿(2)>
 

で、その皿をひっくり返して裏を見てみると値札が貼ってあった。なんと「14,500,000」と印字されている。実際にカンマはないので、一瞬バーコードの商品コードがと見間違ったけど、これがかつてのハイパーインフレ通貨・トルコリラ(TRL)の凄い所。
 
トルコは今でこそデノミして通貨単位を変更しているのでこんな高額な金額はありえないけど、私が旅行した1998年は凄まじい物価だった。

※参考記事:「気絶しそうなインフレ」 
気絶しそうなインフレ国の思い出

 
海外旅行をしていると、旅行費用を計算するのに通貨ごとに取得レートはメモしている。その資料を漁ってみると、通貨レート=@2307と書かれていた。米ドルなど普通は外貨金額×為替レート=円貨金額だけど、明らかにオカシイ。

逆算で外貨金額÷為替レート=円貨金額してみると、14,500,000TRL÷@2307=6,285円になった。 
これなら大皿の値段として納得できる。って事は、ジュース1本で150,000TRLくらいだったのか。
 
※海外旅行の土産物
 
<7月の日経国際面より>
 
最近のトルコと言えばアヤソフィアのニュースがある。でも香港の人権とかブラジルの野焼きほど否定されるものでもないでしょ、と思うのだ。
 
世界にはムスリムの方が多いんだし、トルコ国内でも多数派なのだし宗教的な事にまあ寛容でいいのでは。私がイスタンブールのブルーモスクを見学した時にも、穴の開いた靴下の裏が丸見えになる状態で身を屈め、みんな深々と頭を垂れて礼拝していた。