この参道もそろそろ終盤に入ってきた。決して急な登りではないけど、下りやflatな道が全くなくて単調な登りが続いた。ようやく「海抜800メートル」の標識を見つけて、そろそろ秋葉山頂(上社)が近いと感じる。
<海抜800mの札>
上社はコンクリート造りでかなり立派だった。と言うか、古の風格は全く感じられなかったけど、眺望は良好だった。遠州灘とか太平洋を望んでいたのだろうけど、やや霞んでいたのか海をハッキリと見た実感はなかった。
<秋葉神社・上社(2)>
ジュビロ磐田のドデカイ絵馬が社殿の隣りに飾られていた。
<秋葉神社・上社(+2)>
登りはTシャツ1枚で凌いだ。山頂が神社の敷地だからなのか、秋葉山山頂の碑は確認できなかった。上社(=山頂)に着いて休憩していると肌寒くなってくる。木製の防火のお札を買って下山する事とした。でもなあ、小=2500円はちょっと高過ぎ。しかも大=4000円って価格設定はヒドイ。
ここの登山道はかなり緩やかな道で歩きやすい。木を地面に嵌め込んで傾斜を緩やかにしているので下りはラク。まさかと思ったけど、下りでゴトゴトと唸り声を上げながら登ってくるトラクターとすれ違った。
<なだらかな参道、トラクター(2)>
下山してから、駐車場近くでなにやら足を引き摺りながらゆっくり歩いている。車の下を覗いてみるとタヌキだった。実は野生のタヌキを見たのは初めて。しかも、足だけでなく首の後ろ部分の毛が抉れているみたいで可哀想だった。
<怪我したタヌキ?>
尚、この山頂から東海自然歩道を西に進むと2~3時間で秋葉ダムがある旧龍山村西川に降りられるらしい。その先を西に進むと渋川を経て愛知県に繋がっていくとの事。いずれにせよ浜松の中心部から向かうにはちょっと手間の掛かるエリアだ。延々と縦走する気はないけど、トレイルを絞ってまた歩いてみたい。
コロナ自粛で重苦しい時期にリフレッシュできた。秋葉信仰のために登るには大変だけど、山登りには快適なスポットだった。