前回はカミユ「ペスト」を挙げてみたけど、卑近な所ではこのドラマがある。こちらも新型コロナ感染でリアルに思い出したもの。

 

昨年放送していた山下智久・菜々緒・濱田岳が出演していた感染症や寄生虫を扱った金曜ドラマ。ジャングルの中で紐倉博士(山下智久)と象が絡むシーンから始まったような記憶がある。タイトルバックの映像も綺麗だった。


※写真:ネットで検索


【参考】TBSサイト

https://www.tbs.co.jp/inhand/story/s2.html

 

ウイルスか細菌か忘れたが、研究者が人工的に作り出して蒔いてしまったってストーリーがあった。主人公の過去に起こった出来事は、米軍か何処かがアジアの村に意図的に発生させた感染症だった。ドラマ終盤では、その当時の関係者(時任三郎)の息子が日本国内で人工的に作り出した病原体を日本の田舎の村に蒔き散らしてしまい感染症を発生させ、その為に浜田岳の実家の村が封鎖されてしまう緊迫の展開だった。

 

1年前は単なるフィクションでしょ、と思って見ていたけど、こうして世界規模で新型コロナ感染が広がっていくと妙な想像もできてしまうのが恐ろしい。

 

そういえば、かなり昔に内野聖陽と竹内結子が出演していたフジ月9「不機嫌なジーン」も同類のドラマだったかも。古すぎて思い出せない。いずれにせよ、月9「ガリレオ」の福山雅治にせよ誰にせよ、とかく研究者はこうした歪んだキャラクターとして描かれてしまう。