秋田と言えば、珍しいものがいろいろと食べられる。

 

かつて秋田に泊まった時には稲庭うどん、きりたんぽ、だまこ餅、じゅんさい、ギバサ(関東ではアカモクと言うみたい)、横手焼きそば等いろいろと食べた事はある。特に何年か前、真冬の小安峡温泉に泊まった時は山菜も豊富だった。

 

でも今回は角館や阿仁に3泊して、これらの秋田名物には全くお目に掛かれなかったのが、ちょっと不思議。尚、ギバサは大戸屋の定食でねばねば丼を注文すれば、納豆やオクラと一緒にギバサも付いてくるのでお手軽に食べる事ができる。

 

マタギの里と言われる阿仁地方に2泊したけど、特に注文していなかったので熊肉も食べていない。代わりに珍しかったモノをいくつか紹介する。

 

先ず最初はお菓子。北秋田名物「バター餅」が美味しかった。初めて見たけど、純粋な餅ではなく餅菓子だった。賞味期限が7日くらいあった。ほんのりバターの香りが口の中に広がり幸せな気分になれる。夕食のデザートとして、三角形のバター餅が付いてきたのもあった。

 

<バター餅、エゴと赤魚>



次は朝食メニューから2品ほど。エゴは、新潟市内だとエゴネリって名前で寿司屋のツマミで出てきた事がある。いご草を煮て寒天で固めたものだとか。特に味が付いているものではないけど、まあ東京ではお目に掛かった事はない。それが、秋田の朝食に付いてきた。写真手前にある黒っぽい立方体2つがエゴだ。

 

それと、日本の朝食の焼き魚って78割はシャケじゃないか。残り2割くらいが焼サバで、伊豆半島に泊まるとアジの開きとかサンマのみりん干しとか美味しい干物にありつける日もある。でも、今回は秋田で3泊したけど、3日とも赤魚を食べられた。これはありがたい。

 

マタギと言えば有名な打当温泉・マタギの湯に泊まった晩、甘い味噌がタップリと乗っかった米ナス田楽が絶品だった。で、珍しいのが白身の刺身。とりたてて気になる食感でもなかったがなんとナマズの刺身。これは初物。名前を聞くと少しひいてしまうけど、あっさりした白身だった。

 

<白身の刺身はなんとナマズ>


他に、イワシのツミレ鍋も食べたけど、これはハンペンっぽくて味も今ひとつNGだったので写真は省略。しょっつる鍋は味が濃くて好きだけど、絵としては平凡なのでパス。秋田のお新香・いぶりがっこはあまりにもpopularなので省略する。


その代わり、オマケで秋田犬の写真を何枚か。秋田内陸縦貫鉄道の車内にて。