天気: 快晴
装具: ストック、スノーシュー
コース: ゴンドラ山頂駅(12:30)→石森(13:05)→森吉山頂(14:00~14:15)→石森(14:55)→ゴンドラ山頂駅(15:15)
翌日は下界も快晴だった。宿のマスターも乗合タクシーのドライバーさんも「今日は大丈夫!」と太鼓判を押してくれる。秋田内陸縦貫鉄道の女性駅員さんも売店のオバサンもスノーシューレンタル・ショップの兄ちゃんも、みんな昨日の今日なので親し気な表情で迎えてくれる。
<ゴンドラからの景色_2日目(2)>
ゴンドラには地元・能代のオジサンと相席した。地元の方から鳥海山の方向とか、ここから男鹿半島や日本海も見えるのだと教えてもらえた。山登りで海を見られるのはゼイタクなもの。
山頂駅に着くと快晴! リベンジでここに戻ってきて良かった。
<樹氷平にて(3)>
これならいくらでも歩ける。樹氷平には樹氷が沢山あった。ただ、スタッフさんも言っていた通りシーズン終盤なのでピーク時期と比べると痩せてきているみたいだ。かつて蔵王や横手山で見たのはもっとモッコリしていた。樹氷平を少し歩いて、そこからやや右よりに進路を取る。先行のスノーシュー登山者が沢山登っているようで、しっかりとトレースが付いていた。スキーヤーも多いし、スノーボーダーも少々いた。
<避難小屋>
<樹氷が続く>
<山頂にて>
最後の10分くらいは、森林限界を越えたのか風が強くて這い松くらいしかないのか樹氷は少なくなっていく。でも、山頂と思しき箇所にポツンと一つ立っていた。そう、山頂の碑も吹きすさぶ東北の雪でモンスターになっていたのだ。
山頂に着くと360度余すところなく視界は良好だった。どれが鳥海山なのか。地元の登山者と会話してみると、鳥海山は霞んで見えていないという。かなり距離があるのか。でも、八幡平、ツンと山頂部が突き出たもっこ岳(こんな字を書くみたい:畚岳)、男鹿半島、日本海など教えてもらった。もっと空気が澄んだ日であれば、鳥海山も岩手山、岩木山、八甲田もハッキリと見られるらしい。
<復路(2)>
帰りは下りメインだし道は判っているので自由行動。誰も踏み出していない綺麗な雪原に寄り道しながら歩いていく。これこそスノーシューで踏み込むのに丁度いい感じだ。ただ、調子こいて道を外れてトレイルに戻ってきたら、行きで見た記憶がない避難小屋が出てきた。うん? ちょうどスキーヤーが来たので訊いてみるとやっぱり道を間違えていた。石森で二方向に分岐するのだが、その別道を進んでしまっていた。この日は乗合タクシーの時刻も決まっていたしゆっくりできない。焦りながら、山頂駅へのトレイルを探し、無事下山できた。