先日、朝起きた時なんとなく体がだるいと感じた。また、別の日には、頭の前の方が重たいような痛いような不快感があった。でもこの時は、まあやり過ごしていた。

 

コロナウイルスが心配で都心を出歩く日にはマスクを付けてみたけど、そもそも鼻が詰まっているのでマスクで塞がれてしまうと、尚のこと自分の鼻呼吸の音が気になってイライラしてしまう。

 

自分でも鈍いなあ、と思うのだが、その翌日、眉間にボンヤリと鈍痛がしてきた事で、ようやく判った。そう、アレルギーの季節がもう来てしまったのだ。どこまでが花粉症なのか判らないけど、鼻づまりで困ってしまう時期がある。

 

最初は眉間が辛いと思っていたのに、2日くらい経つと痛みが少し下に降りてきて実は副鼻腔がdamage受けているのだと判ってくる。鼻が詰まってしまい、仕方ないので口呼吸を続けているとノドも痛くなるし、負の連鎖反応が続く。

 

鼻炎の原因(理屈付け)はいくつかあるらしい。

・鼻中隔が湾曲しているので、片方の鼻の通りが悪い

でも、大抵の人は鼻の骨が左右どちらかに曲がっているって言うので、それだけが理由とも言い難い。

 

・鼻の中の血管が腫れるため、鼻腔が狭まってしまう(血管炎?)

今年の冬は暖かくてありがたいけど、鼻炎とかアレルギーの人にとっては普通に寒い日が続いてくれた方が良かったのかも知れない。事実、東京でも冷え込んだ日は鼻がスーッと通って気分良かった。やっぱり冷えている方が、血管もキュッと締まって腫れが引くのだろうか。

 

血管収縮作用を持つプリビナって点鼻薬がある。かつてこの薬を処方してもらっていた。この薬を点鼻すると、鼻水がダラダラ出ている時には何の効果もないけど、鼻閉だと5分くらいでスーッと鼻腔が広がり、鼻呼吸できるようになる。ただ、常習性のある薬らしく、耳鼻科だと躊躇して処方してくれないのが困ったものだ。

 

【参考】プリビナをネット検索すると……硝酸ナファゾリン。血管平滑筋のαアドレナリン受容体に直接作用し、鼻や喉(上気道)の血管を収縮させて、充血などを取り除くことにより鼻づまりなどの症状を軽くする。

 

 

 

耳鼻科ではその代わりに、抗アレルギー剤とか点鼻ステロイド薬とか処方してくれるのだが、抗アレルギー剤って数ある薬の中で最も効果が怪しそうなものだと思っているので、あまり信用していない。だいたい2週間とか1ケ月とか継続して服用しないと効果が出ないってのが怪しい。なので、処方薬を薬局で貰ったまんま放置しておくケースが多い。で、半年くらい経ったところで捨てるとか。これは医療費の無駄だけど、それについてはまた原稿を改めるとしてここでは書かない。

 

点鼻ステロイド薬もその効果は怪しいと思っている。ステロイドの抗炎症作用は認めるけど、これも経口ステロイドと違ってずっと続けて使わないと効かないってのが怪しい。本当にその薬効と言えるのか。それに、そもそも鼻閉で鼻腔が閉じてしまっているのに、必要な薬が本当に必要な場所(どこか判っていないけど鼻の奥か)に届いているのか。きっと届いていないんじゃないかと疑っている。

 

「週刊新潮」か「週刊文春」の広告で、「骨格矯正でアレルギー性鼻炎を治せるヨ」なんて見出しが躍っていたけど、もしそれでスッキリ治るものなら試してみたい。でも、ホントかなあ~

 

【2023.12.31追記】この鼻閉とプリビナに関する記事は時々読み返されている。投稿から4年弱ほど経過しているので、近況を補足しておきたい。

 

医師によってはプリビナ(Novartis)と同等の薬としてトラマゾリン(アルフレッサ)を処方してくれる。効果に相違なさそうだが個人的にNovartis社製の方がいい。元々は合併前のチバガイギーだった頃に初めて処方された薬だ。

 

点鼻ステロイドについて疑問だと書いたが、その後の感触はややpositive。アラミスト(Glaxo)よりも前世代のフルナーゼ(Glaxo)の方が利いている感じがする。点鼻した後に寝ころんだ状態にしていると鼻の奥に詰まっていたモノが出てラクになる日があるのだ。器具が突き出していて鼻腔の奥の方まで薬剤が届くのが理由じゃないか。ナゾネックス(Merck/MSD)については最近使っていないので追記なし。